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棚下を始め、多彩な光を可能にするケイプロジェクトのライン照明

2016.12.12 | INFORMATION

LED導光板を用いた光床など、“光る建材シリーズ”の開発・製造で存在感を持つケイプロジェクト。現場からのフィードバックを常時開発に反映し、単なる電設資材ではなく、設計や施工する上で一般の建材のように扱える品質・性能を備えている点が同社の製品の特徴と言える。



今月より販売をスタートした「LEDリニア」は、ディスプレイ什器の棚下照明にも最適な、小型軽量なライン照明だ。これまでも「ホライゾン」や「3S900hp」で、棚下用・間接用とLEDライン照明は展開していたが、より汎用性の高い、フレキシブルな光の形を目指して開発されたものだ。



特徴は、洗練されたw18×h9㎜のコンパクトな灯体ながら、最新のLEDチップの導入などで非常に高いコストパフォーマンスを実現したこと。もう一つは、連結に独自のピンコネクタを採用した点だ。リニアをつなぐ接続コネクタは透明で連結部分の光の断絶を限りなく小さくし、シームレスな光のラインが維持できる。L字形、T字形、十字形のコネクタに加え、さらに立体型のコネクタでは発光面に対し、鉛直方向(入り隅)にも連結できる。もちろんコネクタではないケーブルでの接続も可能。組み合わせ方次第で自由度の高い、多様なディスプレイ・ライティングを実現した。コネクタは簡単に抜き差しができ、施工性の向上はもちろん、エンドユーザーにも親しみやすい、分かりやすい商品性がある。



ラインアップは、長さが4種類(300、600、900、1200㎜)、色温度が3種類(3000、4000、5000K)の組み合わせだ。長さ・色温度ともに、より細かなカスタマイズにも対応する(最小ロット・納期は要相談)。取り付けは専用金具やマグネット、両面テープなど4種類を用意した。ディスプレイ棚への専用ブラケットも開発中で近々登場予定だ。



LED照明は既存光源に比べ参入障壁が低く、近年技術や価格も安定してきた。いわゆるコモディティー化が進み、差別化の難しいカテゴリーになりつつある。とはいえ、実際の空間の中できちんと性能を発揮するためには設計・施工の“現場で使える品質”が求められる。前述のとおり、同社ではそれまでの経験とノウハウが常に製品に生かされてきた。



同社では、OEMやLEDモジュール単位での販売も行っており、高演色LEDチップへの交換など顧客のきめ細かなニーズにも対応する。製品のコアな部分での信頼性に自信を持っている現れともいえる。



スリムな灯体の特徴を生かして、棚下照明だけでなく間接照明など幅広い用途に使用できる
スリムな灯体の特徴を生かして、棚下照明だけでなく間接照明など幅広い用途に使用できる


コネクタの組み合わせにより、立体的な展開も可能
コネクタの組み合わせにより、立体的な展開も可能

ケイプロジェクト

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