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ハイドロセラでクリーンなトイレ環境を提案するTOTO
2016.11.21 | INFORMATION
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光触媒は、光エネルギーを使って有機系の汚れを分解したり、細菌を不活化する材料技術だ。今でこそさまざまな分野で応用されるが、90年代に世界で初めて実用化したのはTOTOである。抗菌や超親水性によるセルフクリーニングなどの新しい機能をタイルにもたらした。トイレ・バス・キッチンなどの水回り機器ではない、同社の新領域の一つである環境建材事業として、継続して研究・製品開発を進めている。
現在は、「ハイドロテクト」という環境浄化技術ブランドとして、タイル、建材、塗料・コーティング材などに展開している。内装におけるハイドロテクトの特徴は、光触媒作用をベースに、抗菌・抗ウイルス効果のある金属を併用したハイブリッドな技術であること。これにより明所・暗所にかかわらず効果を発揮する。こうしたハイドロテクトの機能だけでなく、熱や傷に強く、耐薬品性も高いセラミックという素材そのものの特性も生かし、多くの製品展開につながっている。
「ハイドロセラ・フロアPU」は小便器の汚垂石として開発されたセラミックの床材。ハイドロテクトが菌の繁殖を抑制し、汚れや臭いの発生を抑えるうえ、セラミックなのでついた汚れも落としやすく、天然石のように染み込みもおきにくい。大判なので汚れや臭いの温床となる目地も減らすことができる。トイレ空間において、デザイン以上に大きく印象を左右するのは汚れや臭いだ。その裏返しとして頻繁な清掃が欠かせなくなる。尿の飛散が多い小便器まわりにハイドロセラを用いることで、清掃負荷を軽減し、クリーンなトイレ環境づくりに寄与できるだろう。
小便器のライニングに合わせた600×900タイプ、600×800タイプのサイズがある(21,700円/枚~)。通常の厚型タイプ(t12.5・11.7㎜)に加え、厚さ5㎜の薄型タイプも品揃え。既存床の上から直接貼れるため、簡易改修や、段差が発生しにくいので医療・保育などの施設にも適している。使用環境や用途に応じて選びたい。
また、「ハイドロセラ・フロアキッズ」は動物のフットマークを施したもので、幼児用小便器と組み合わせる。可愛らしいマークは子どもに親近感を持たせ、トイレトレーニングにも役立つものとなっている。
さらに、小便器の前板に「ハイドロセラ・ウォール」を併用することでトイレ空間の防汚・防臭性や清掃性をさらに向上させることができる。
TOTO
- TEL. 0570-01-1010
- URL. http://www.toto.co.jp