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1954年の創業以来、“人類ある限り水は必要である”を企業理念とし、水と暮らしとの理想の姿を提案し続けてきたSANEI（三栄水栓製作所）。

水とともに生きる時間が、いつも歓びで溢れるようにとの想いから“ALWAYS WITH JOY”をコンセプトに、地球の未来を見据えた企業活動を行うCONTRIBUTION、質の高い製品を届け、水回りを通して人々の暮らしを豊かにするCREATION、人と水を繋ぐ企業として暮らしの中に歓びを届けるCOMMUNICATIONの3つの視点で企業活動を展開している。

水栓金具からアクセサリーに至るまで幅広い水回り製品の製造・販売を手掛けており、1967年には現在では当たり前のように使われているシャワー付湯水混合栓を日本で初めて商品化。1990年代以降は、常に水回りが生活の一部であることを意識し、飽きのこない美しさ、温かみ、優しさなどの意匠性と、使いやすさ、強さ、メンテナンスのしやすさなどの機能性の融合を追求し、プロダクトデザイナーや建築設計者とともにデザイン性の高い製品を次々と生み出し続けている。

今年7月に発売されたばかりの、このサーモワンホール洗面混合栓「toccata（トッカータ）」も、そんな機能性とスタイリッシュさを兼ね備えた製品である。イタリア語のtoccare（触れる）を語源とし、その名の通り、スマートフォンと同じ静電容量式タッチセンサー採用で、操作はただ触れるだけ。VOLUMEボタンで水量を調節、TEMPボタンで水と湯が切り替わり、TIMEボタンで水が止まるまでの時間を6秒後と1分後から選択できる。もちろん、ON/OFFボタンにより途中で水を止めることも可能だ。

また、吐水時は手元をふんわりと照らし、止水時は蛍のようにパネルが点滅することで、夜間の手洗い時の明かりにもなってくれる。アクリル製の操作パネルは透明性、強度、耐久性に優れ、メンテナンスもさっと拭くだけと楽だ。