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進化する最新ライン照明が、光の可能性を広げる/DNライティング
2025.04.28 | レポート
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上/ブースでは、最新製品を使った多様な造作が配され、進化した照明が広げる空間デザインの可能性を示していた
DNライティングは、商業施設をはじめとするさまざまな空間に向けた、照明器具や関連部品を製造する。今回は、最新製品を活用して、光のさまざまな可能性を大胆に魅せるブースを展開した。
ブースの中央には、高さ4mのストリングスカーテンを象徴的に配した。オブジェの上縁に高照度なウォールウォッシャーLED「LINERWASH(ライナーウォッシュ)」を設置し、上から照らした。これは、10m先まで光が届き、高さのある壁を均一に照らすことができるウォールウォッシャー。形状や配光角度のバリエーションがあり、状況に合わせて選ぶことができる。今回は、出際(立ち上がり)からムラのない光で壁面の照射ができるキックフィルターをつけたものを採用。上端から床まで余す所なく光が届き、立体感のある3重のストリングスカーテンをきらめかせ、訪れる人の目を引いていた。
ブースの両脇には、「マルチカバーシステム」を使ったタワー型のアクセント照明が、カラフルに色を変えながら光った。この製品は、アルミハウジングとLED、乳白カバーを別パーツで販売し、ユーザー自身が現場で加工できるもの。カバーは、ドーム型とスクエア型がある。自在に切断可能で、さまざまなデザインに柔軟に対応できる。
ブース奥には、「曲線」がコンセプトの間接照明と「直線」がコンセプトの直接・間接照明を対比して見せる壁面が設けられた。そのうち円形や波状といった曲線の光をつくるのが、「FXCシリーズ」。縦曲げと横曲げの方向が選べる、細型のフレキシブルLEDだ。これまで以上によく曲がるライン照明で、62㎜から6497㎜まで、全144サイズをラインアップ。さまざまな家具や什器、建築の形状に合わせて取り入れることができる。他にも、幅わずか5㎜で狭いところにも納まる照明、長さ100㎜のユニットをつなげるチェーンタイプの照明などによる、多様な光の演出がなされた。
照明は、よりフレキシブルに進化を続けている。造作や建築と一体化する照明が、これからも空間デザインの可能性を広げていくことだろう。
高照度ウォールウォッシャーLED「LINERWASH」で、上から照らしたストリングスカーテンのオブジェ
左に曲線を表した間接照明、右に直線を表した直接・間接照明を展示した壁面
DNライティング
- TEL. 03-3492-4460
- URL. https://www.dnlighting.co.jp/