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クリエイティブな設計を支えるBIMソフト/グラフィソフトジャパン

2025.03.28 | レポート

最新のAI 技術を活用した「Archicad」にて作成されたCGパース


BIM(Building Information Modeling)は、建築や内装設計への導入が急速に進んでいる。建物の情報を、デジタル上の3Dモデルに統合し、管理・共有できるBIMをどう活用していくべきかは、多くの設計者が気になるところだろう。

グラフィソフトジャパンは、1994年に日本でBIMソフトウェア「Archicad(アーキキャド)」を発売して以来、さまざまな建築関係者に提供してきた。さらにコンサルティングやラーニングプログラムを通じ、BIM導入の支援も含む総合的なサービスを手掛けている。
Archicadの特長は、そのユーザーフレンドリーな操作性で、直感的に操作できるインターフェースを備える。また、抽象的なアイデアから具体的な形にしていくデザイナーの思考に沿う使い心地が、クリエイティビティーを大切にするユーザーに支持されてきた。
また、イノベーションを企業文化の核とする同社は、新しい技術を取り入れながらArchicadを継続的に更新してきた。昨今はAIを取り入れ、設計をより効率的にサポートできるようアップデート。「AIビジュアライザー」はプロンプトを入力することでイメージを生成し、「AIアシスタント」はアシスタントのように対話しながら作業をサポートする。また、クラウド技術にも注力しており、「BIMクラウド」を活用することで処理能力を向上させ、チームの規模や場所、使用するソフトウェアに関係なく、世界中どこからでもチームで共同作業が可能だ。

グラフィソフトジャパン代表トロム・ペーテル氏は、「AIの可能性は未知数です。『Building Together』の理念のもと、お客様の意見を取り入れながら、進化を続けていきたい」と語る。2026年春には、国土交通省が建築確認におけるBIM図面審査を開始する予定だ。建築家やデザイナーの思考に寄り添い、業務効率を向上させるBIMは、今後さらに設計の可能性を広げていくだろう。



グラフィソフトジャパンの展示ブース。来場者はパソコンやデバイス画面でArchicadの操作性を体感した
グラフィソフトジャパンの展示ブース。来場者はパソコンやデバイス画面でArchicadの操作性を体感した


グラフィソフトジャパン代表のトロム・ペーテル氏。Archicadをデモンストレーションしながら説明する
グラフィソフトジャパン代表のトロム・ペーテル氏。Archicadをデモンストレーションしながら説明する


グラフィソフトジャパン

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