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ブランドの理念を体感し新たな発想が生まれるショールーム/エーディコア・ディバイズ

2025.03.28 | ショールーム

2024年12月に移転オープンした東京・六本木のショールーム。大空間に同ブランドの定番人気シリーズや、新しいデザインの家具が並ぶ。訪れたユーザーが求めるシーンを想像しやすくなるよう、製品を詰め込みすぎないアトリエのような空間づくりにもこだわっている


1985年の設立以来、商業空間向けの家具を始めとするコントラクト家具、ハウスメーカーからの信頼も厚い住宅向けの製品まで、さまざまな家具を開発・販売しているエーディコア・ディバイズ。近年、時代の変化と共に、公共空間での滞在、オフィスや在宅ワークといった働く環境におけるニーズも移り変わり、パーソナルチェアやコンパクトなソファを始めとする、その場所での過ごし方にフォーカスした家具が注目を集めている。



2024 年12月に移転オープンした東京・六本木のショールーム。大空間に同ブランドの定番人気シリーズや、新しいデザインの家具が並ぶ。訪れたユーザーが求めるシーンを想像しやすくなるよう、製品を詰め込みすぎないアトリエのような空間づくりにもこだわっている
2024 年12月に移転オープンした東京・六本木のショールーム。大空間に同ブランドの定番人気シリーズや、新しいデザインの家具が並ぶ。訪れたユーザーが求めるシーンを想像しやすくなるよう、製品を詰め込みすぎないアトリエのような空間づくりにもこだわっている


ショールームの打ち合わせスペースでは、ファブリックや面材といった仕様を検討する際に、家具を設置する空間の環境に近づけるよう、調光調色ができ、影が出にくい照明を用意している
ショールームの打ち合わせスペースでは、ファブリックや面材といった仕様を検討する際に、家具を設置する空間の環境に近づけるよう、調光調色ができ、影が出にくい照明を用意している


エーディコア・ディバイズの家具の大きな特徴は、国内生産と環境に配慮したものづくり。ブランドの設立当時から、トレンドに左右されないグローバルな視点で、使う人のことを考え、永くつくり続けられるタイムレスなデザインをコンセプトに家具を開発してきた。特にソファは、製造や原材料はすべて国産にこだわり、大分・日田の木材を中心に、支持材や金具といった細かな部品まで、提携の工場でつくられている。可能な限り材料や製造を近いエリアで手掛けることで、二酸化炭素の排出量を始めとする輸送コストの低減にもつなげ、価格や供給の安定化を実現している。40年間にわたって生み出されてきた製品は、すべて廃番なくラインアップし続けているため、メンテナンス対応に安心感があり、家具が置かれる空間デザインへのこだわり、使う人の愛着にも応える環境が用意されている。また、座面の高さやクッションの硬さの調整など、細かなセミオーダーが可能なシステムを整えているのも、コントラクト需要には大きなポイント。加えて、受注生産のオーダーシステム、国内工場で有毒物質を含まない材料で生産すること、森林循環型の木材の使用、製品梱包用の養生材をリサイクル可能な材料するといった、環境への高い意識を持ったものづくりは、今の社会に求められる姿勢だ。



北欧モダンデザインのビンテージ家具を意識したデザインで、個性的でありながら空間に調和するチェア「A-mode MD-1201L(ラウンジチェア)」
北欧モダンデザインのビンテージ家具を意識したデザインで、個性的でありながら空間に調和するチェア「A-mode MD-1201L(ラウンジチェア)」


有機的なフォルムのキドニーソファ「NEO CLASSICO(ネオクラシコ)NC- 075」。2025年のニューモデルとして、4人用にワイドアップのセパレートさせたセットと、30度と60度のコーナーソファ、オットマンのバリエーションが追加された
有機的なフォルムのキドニーソファ「NEO CLASSICO(ネオクラシコ)NC- 075」。2025年のニューモデルとして、4人用にワイドアップのセパレートさせたセットと、30度と60度のコーナーソファ、オットマンのバリエーションが追加された


これらの信念に基づいたものづくりへの思いは、2024年12月、東京・六本木(東京都港区六本木6-8-10STEP六本木1階)に移転した新ショールームにも表れている。同ブランドのさまざまなシリーズの製品が並ぶ広い空間は、訪れた人がエーディコア・ディバイズの家具をベースに、求めるインテリアの自由なイメージが生まれていくよう、利用シーンを限定し過ぎない、ニュートラルな視点でレイアウトされている。面材やファブリックを選定する打ち合わせスペースでは、製品が導入されるあらゆる空間を想定して調光調色ができ、陰影の出方にもこだわった照明など、細やかに配慮されているのも特徴。設計者が施主と共に訪れ、そのまま細かな仕様の提案ができる場にもなっている。このオープンなショールームで、まずは気軽に多彩な家具に触れエーディコア・ディバイズのこだわりを体感してみてほしい。



おおらかでクラシカルなフォルムのソファセット「A-mode(エーモード) MD- 3211」。3人掛けのほか、2人掛け、片アームとアームレスソファ、コーナーソファ、オットマンによる組み合わせが可能
おおらかでクラシカルなフォルムのソファセット「A-mode(エーモード) MD- 3211」。3人掛けのほか、2人掛け、片アームとアームレスソファ、コーナーソファ、オットマンによる組み合わせが可能

エーディコア・ディバイズ

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