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天井の大幅な軽量化を叶える不燃ルーバー材/パナソニック ハウジングソリューションズ

2024.10.28 | REPORT

上/不燃軽量造作材「エアリライトルーバー」を天井に採用した図書館の空間イメージ


天井の配管やダクトを目隠ししつつ奥行きを出すルーバーは、さまざまな空間に取り入れられてきた。そして地震の多い日本では、天井においても災害時への対策が欠かせない。「エアリライトルーバー」は意匠性と安全性を兼ね備えた不燃軽量造作材で、特長はその軽さだ。不燃紙を基材とすることで、従来のアルミ製ルーバーに比較し大幅な軽量化を実現した。地震時に天井から材が落下したとしても軽量であるため、二次被害を防ぐことができる。
ノンアスベストの天然鉱物を主成分とする不燃紙を使った基材の表面に、化粧シートを巻きつける構造で、不燃認定を取得している。色柄は、木目4柄と無機素材3柄の計7柄をラインアップ。野縁シングルバーに吊り金具で固定する形式で、ルーバーピッチを任意に設定できる。材の長さは2000㎜で、金物により材を連結することも可能。幅広い天井のデザインに対応する。エアリライトルーバーを販売するパナソニック ハウジングソリューションズは、元々戸建て住宅用の建材を製造してきたが、近年は商業施設や公共施設向けの建材に力を入れている。今回は、2024年5月に受注を開始した「エアリライトルーバー」と2020年12月発売の不燃軽量天井材「エアリライト」、そしてOAフロア用木質仕上げ材「BOISSIX(ボアシス)」を展示した。
ボアシスは、オフィス空間を木質化するニーズの高まりに対応すべく開発された、貼り剥がしができる天然木の突き板床材。側面に樹脂さねを設けて材同士を嵌合させることで、天然木の特性である浮きを防止する。軽く力を入れることで簡単に剥がせ、下地に入れた細かいスリットにより程良くしなるため、895㎜の長さでも割れることない。OAフロアにボンドで直接着でき、1枚単位の貼り剥がしが可能。オフィスのレイアウト変更が容易に対応できる。時代のニーズに合った建材が、商業施設やオフィスにおける空間デザインの幅をますます広げていくことを予感させる。



エアリライトルーバーの重量は1mあたり350 g。従来のアルミルーバーと比べ70%の軽量化を図った
エアリライトルーバーの重量は1mあたり350 g。従来のアルミルーバーと比べ70%の軽量化を図った


OAフロア用木質仕上げ材「ボアシス」。4つの樹種で色柄は5種、写真はクリアアッシュ
OAフロア用木質仕上げ材「ボアシス」。4つの樹種で色柄は5種、写真はクリアアッシュ

パナソニック ハウジングソリューションズ

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