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“Concrete Art Team”から社名を取ったCATでは、内装施工全般を手掛ける。2021年から「コンクリカグ」のネーミングで、デザインコンクリート、MORTEXで仕上げた家具を販売している。MORTEXはベルギーのBEAL社による左官材だ。樹脂の入ったモルタル系素材で、靱性があって薄く塗れ、クラックも発生しにくい。下地も選ばず、耐久性も高い。また透水性も低く、水まわりでも使えるなど利点が多い。
同社は、木製のオリジナル家具にMORTEXを施し、ECサイトなどで一般ユーザー向けに販売してきた。テーブルやワークデスクの天板に仕上げたものが中心。国内生産のため、フルオーダーも対応可能だ。なめらかで独特な手触りには特にこだわっている。MORTEXは乾燥が早いなど、左官材としてはシビアで、施工には習熟が必要だという。同社は、家具を通じて、経験値を高め、屈指の実力を自負する。前出の通り下地を選ばず、ガラスやスチールでも可能のため、空間でも使える。壁や床などへの施工も同社では請け負う。
東京・浅草のショールーム「コンクリカグTokyo」では、今回展示した製品のほか多数の製品を展示。職人たちが手作業で仕上げる一点物を一堂に見ることができる。