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4つの視点に応じた空間提案で、オリジナリティと遊び心を表現/ライオン事務器

2024.07.26 | REPORT

上/ブースデザインのメインはLIONの文字に仕上げたLEDスクリーン。インパクトが大きく、来場者の目を引きつけた


ライオン事務器では、展示ブースのデザインに大きな変化があった。新製品などプロダクト主体だったものから、「カタチ」「多彩」「安心」「持続性」の4つの視点に応じた空間提案を表現する展示となった。同社スペースデザイン部門のプランナーが手掛け、ブース壁面のLEDスクリーンがビルボードとなり、会場内でも目を引くものだった。
「design」のコーナーでは、グリーンや木を取り入れたカウンターデスク(h1000)のプロトタイプを展示。スタンディングミーティングやちょっとしたリフレッシュなどをイメージしたアイテムだ。「safety」では、除菌LED照明を用いたデスクライトを展示。机上面照度を満たしつつ、より確実な除菌効果を得る。また、同社独自のラインアップがそろうシュレッダー「シュレッドギア」は、高性能スキャナーとセットで紹介されていた。
「co; creation」には、2024年の新作シリーズである「LABORE(ラボレ)」が主役となっていた。工房のようなテイストを備え、ワークショップファニチュアをうたう。テーブル、チェア、ベンチ、ホワイトボード、ツールケースワゴン、シェルフとそろう。媚びたところのない割り切ったディテールのデザインが特長だ。テーブルとシェルフを除き、キャスターが付き、自由でクリエイティブな雰囲気がある。タフでカジュアルな佇まいは、軽作業や創作活動にも実際使えるものだ。グリーンとテラコッタのカラーリングも利いている。新発売のポータブルバッテリー「ポポフ」もセットで展示され、場所にしばられない働き方をサポートするアイテムとして関心を集めていた。
またブースエンドでは、オフィストレンドの一つであるカジュアルで柔らかなテイストを生かした意匠性のあるチェアを並べ、ファブリックのカラーリングでデザインの多様性を表した。ソロワーキングブース「DelicaBooth(デリカブース)」は幅広いニーズに応えるべく、ダウンサイジングしたプロトタイプ(w1000×d900×h2170)も展示、来場者の声をうかがっていた。



グリーンとテラコッタのカラーが印象的な「LABORE」。シンメトリーな展示で遊び心を表現
グリーンとテラコッタのカラーが印象的な「LABORE」。シンメトリーな展示で遊び心を表現


LEDスクリーンの「N」の字の裏側に巧みに製品ラインアップを展示。写真左がダウンサイジングしたソロワーキングブース「DelicaBooth」
LEDスクリーンの「N」の字の裏側に巧みに製品ラインアップを展示。写真左がダウンサイジングしたソロワーキングブース「DelicaBooth」

ライオン事務器

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