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新しい働き方への提案を具現化した「HiVE」シリーズ/藤沢工業

2024.07.26 | REPORT

上/ブース全景、家具ブランド「HiVE」とグリーンブランド「Relair」を組み合わせた展示構成となった


創業60年を迎えたオフィス家具メーカーの藤沢工業。「TOKIO(トキオ)」のブランドで、いわゆる売れ筋となるオフィス家具をフルラインアップし、ODM事業でも高いものづくり力を発揮している。2023年のオルガテック東京で発表された新ブランド「HiVE(ハイブ)」は、同社の新たな方向性を示すものだ。今回の展示では製品が登場し、本格的に販売に至った。HiVEはオフィスを設計するデザイナーが選びやすい、自由度と機能性を併せ持った製品群となる。原意であるミツバチの巣のように共創し、成長していくワークシーンがイメージされている。将来的には空間全体をまかなえるラインアップを構想する。
展示された「HiVE TA」は、新しい使い方、働き方に合わせたテーブルだ。業務のオンライン化が進み、収納や固定家具から解放されたオフィスワークにおいて、コミュニケーションのしやすさやフレキシビリティーのある使い勝手に着眼が置かれたものだ。
台形状の脚によるフォルムが特徴的で、ハイフレーム(h2000)とローフレーム(h976)があり、さらにハイフレームは天板の高さを変えられ(ノーマルh720/スタンドh1000)、奥行き800㎜のカウンタータイプも用意される。スタンディングチャットでも着席ワークでも使い方に応じて選べる。いずれもキャスター付きで移動しやすくなっている。ハイフレームタイプは照明用のダクトレールや、グリーンディスプレイ、モニターホルダーなど各種オプションも用意。ロータイプは桁材にPCモニターのアームを取り付けて、天板をすっきり使える。天板のカラーは標準で3種類、特注対応も可能だ。
また、同社は2023年、ベトナムに木製家具工場を新設した。今後、木家具の商品展開を加速していくという。木素材はオフィスだけでなく、さまざまな公共施設等でも使いやすく、多様なシーンで馴染みやすい。
豊富なバリエーションを誇るイミテーショングリーン・ブランド「Relair(リレヤ)」も含め、同社では、HiVEを筆頭に、社会の変化に対応し、顧客のニーズに合わせた空間提案をしていく。



テーブルコレクション「HiVE TA」。バリエーションが豊富で、多様な使い方が見込まれる
テーブルコレクション「HiVE TA」。バリエーションが豊富で、多様な使い方が見込まれる


ブースまわりと梁にはグリーンブランド「Relair」を配し、ウェルビーイングへの提案とした
ブースまわりと梁にはグリーンブランド「Relair」を配し、ウェルビーイングへの提案とした

藤沢工業

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