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多様な「C」を内包した空間づくりのソリューション/サンゲツ

2024.07.26 | REPORT

上/ブースエントランス。ファサード全面にリアテック「FX 5703」を施工。偏光フィ
ルムで見る方向によって色調が変化する。各コーナーのカラーも映し出され、華やかにブースを彩った


サンゲツは2024年3月、東京・日比谷に新オフィス「PARCs(パークス)」を開設した。東京の拠点を再整備し、名古屋本社の機能も一部移転した。PARCsの「C」はConnect、Collaboration、Creativity、Change、Courage、Challengeといったワードから引いたもので、つながりや共創、変化や果敢な挑戦といった意思が込められている。同社はスペースクリエーション企業への変革を掲げており、総合力を生かした、空間づくりのワンストップ・ソリューションの提供をうたう。
今回の展示でも、製品主体ではなく空間提案力を示す意図が込められている。「C」に掛けた「CIFT CHANGE(シフトチェンジ)」をコンセプトに、さまざまなシチュエーション、デザインテイストの空間を展開し、自由なワークスタイルが可能となった時代の、働きやすいあるいは働いてみたい場所を問い掛けるものだ。ブース内の各コーナーはカラーリングで空間のスタイルを切り分けており、居心地の良さや楽しさを感じながら働ける場所をイメージさせる。
具体的には、ピンクで柔らかさや安心感、素材の心地良さを感じられる「Confortable+texture」、公園のようなアウトドアをイメージした「Chill+sound」はグリーンで環境音も流れる。落ち着いたクラシックな真っ赤なバー「graCe+lighting」では、あえてサンゲツの商品以外のものも用いて、デザインソリューションの幅広さをアピール。海の底のようなブルーの静謐な空間「Cool+color」ではカラーLEDの光も使っている。「Cheerful+scent」は、グループ会社のサングリーンの商品も合わせて、屋外用のアイテムだけを用いつつ、活力を感じるオレンジのカラーと香りを設定した。さらにブース外壁は化粧フィルム「リアテック」の角度で多様な色が見えるタイプで覆い、さまざまな「C」の内包を象徴した。
PARCsはライブオフィスとして見学予約も受け付けている。開発中のマテリアルも実際に使用するなど、ショールームでは見られない新しいサンゲツの空間提案力を感じ取れるだろう。



最初のコーナー「Confortable+texture」。クッション張地「UP 5685」を壁面に施工。ピンクの色調と合わさり、柔らかな空間に
最初のコーナー「Confortable+texture」。クッション張地「UP 5685」を壁面に施工。ピンクの色調と合わさり、柔らかな空間に


「Chill+sound」は、床やソファにサングリーンの人工芝を施工。あたかもアウトドアで仕事をしているような雰囲気に仕上がった
「Chill+sound」は、床やソファにサングリーンの人工芝を施工。あたかもアウトドアで仕事をしているような雰囲気に仕上がった

サンゲツ

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