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省スペース・省時間のワークスタイルに応える製品群/イナバインターナショナル
2024.07.26 | REPORT
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稲葉製作所のオフィス関連製品販売や、オフィスの設計施工、ソリューション提案を手掛けるイナバインターナショナル。2023年のオルガテック東京でも反響の大きかった、Webミーティングなどに使うサイレントブース「Biz Break(ビズブレイク)」を中心に、2024年は“タイパ(タイム・パフォーマンス)ワーク”をキーワードに、三つのテーマに応じて展示がなされた。
「AGILE MEETING」のコーナーでは、2023年発売のデスクシステム「Leggero(レジェロ)」の別注色仕様を展示した。ミニマルでシャープなフォルムながら、ケーブルマネジメント機能やオプションも豊富だ。キャスター付きもあるため、組み合わせてチームでミーティングなど、フレキシブルに多彩な使い方が可能。色が変わるだけでそのシーンも大きく広がりそうだ。
「COMMUNICATION」には、ハドルミーティング(短時間での打ち合わせ)を想定した三角形のハイテーブル「FT-3900」や、背に腰掛けたり、テーブルにしたりと自由に使えるワークベンチ「IC-190」、弧を描いたフォルムのベンチソファ「RS-930」シリーズなどが並んだ。いずれも昨年から今年に掛けての新製品で、スペースを有効に生かしつつ、コミュニケーションのしやすさをポイントにしている。「SOUND SOLUTION」では同社の強みが光る。Biz Breakシリーズの新製品「30minutes(30ミニッツ)」と「15minutes(15ミニッツ)」には想定以上の需要があり、「15minutes」は内寸およそ800㎜角とミニマムなワークスペースだが、限られた隙間空間でもブースが設置できるのが強みだ。空間と時間を有効活用するタイパワークの象徴的存在と言える。
2024年2月の新製品である「VIAROOM(ヴィアルーム)」は、消防申請が不要な開放された天井ルーバー、大きな強化ガラス面、吸音パネルの壁面など、快適性を高めたセミクローズドブース。1200㎜モジュールで1〜6人向けまでサイズ展開も豊富だ。会場では指向性の高い平面スピーカー「YFS」を壁に仕込んだ参考展示も見られた。
イナバインターナショナル
- TEL. 03-3461-1781
- URL. https://www.inaba-inter.co.jp/