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第97回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2024/ビジネスガイド社
2024.03.28 | REPORT
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日本最大のパーソナルギフトと生活雑貨の国際見本市「第97回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2024」が、2024年2月6日~8日にかけて東京ビッグサイトの東・西展示場にて開催された。今回は、暮らしから住まいをデザインするリノベーションとデザイン・ものづくりの見本市「第15回LIFE×DESIGN」、トータルインテリアの国際見本市「LIVING&DESIGN2024」、地域のプレミアムフードが集まる、品質とライフスタイル志向の食の見本市「第35回グルメ&ダイニングスタイルショー春2024」の4展が同時開催した。16の国と地域から参加した総出展者は2939社で、3日間で223,040人(うち海外3141人)の来場者を動員した。
第97回目を迎える本展のテーマは「ギフトの魔法で愛を贈り、世界の絵を拡げようPartⅡ」。「記念日」「レジャー」「エシカル」「リフレッシュ」をキーワードに、大切な人との素敵で楽しい瞬間を思い起こしてくれる商品を発信した。西1~2ホールとアトリウムで開催した、同時開催の「第15回LIFE×DESIGN」と「LIVING&DESIGN2024」は、建築家やインテリアデザイナーといった空間づくりのプロが注目する展示会とあって、3日間大勢の来場者を集め、熱気に包まれていた。デザイン&クラフト、日本のものづくり、リノベーション&ライフスタイルなど、今ある暮らしを快適に楽しくする商品が、各社工夫を凝らした会場構成によって、より魅力的に発信されている光景が印象的だった。
「LIFE×DESIGN」エリアの中心では、恒例の「SOZAI展」も開催。日本のものづくりを支える素材がフューチャーされ、建築建材や内装材、アートなど、幅広い使い方が提案されていた。徳島の藍染、新潟の漆器、京丹後の縮緬など、日本の伝統産業として知られている素材が、通常の用途とは異なる建築空間を構成する素材として提案され、その目新しさに多くのデザイナーが足を止めてメーカーの話に聞き入っていた。
年を追うごとに関心が高まっている「サウナ・グランピングエリア」は、今回も多種多様な出展者が集まり、とりわけ人だかりができていた人気エリアである。「第5回サウナフェア」会場には、話題のバレルサウナのほか、サウナトレーラーや国産木材にこだわったサウナなどバラエティに富んだサウナの実物がずらりと並んだ。加えて水風呂として使えるバスタブやストーブなど、サウナまわりの商材も数多く展示され、最新商材を一堂に見られ、サウナのトレンドをキャッチすることができた。
3日間の会期中、会場ではさまざまなプロフェッショナルを招いたトークセミナーも行われ、来場者で満席になる回も多かった。活気に溢れる商談の光景もあちこちで見られ、コロナ禍が明け、見本市に出展者と来場者が戻っていることを実感した。ここを起点として、今後さらにユニークな商空間が増えていくことに期待したい。
SOZAI展
LIVING&DESIGN 2024
サウナ・グランピングエリア
次回開催案内
※次回「第98回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2024/第16回LIFE×DESIGN」は、
2024年9月4日(水)~9月6日(金)東京ビッグサイト東・西展示棟にて開催される。
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