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Report 世界最高峰デジタルサイネージを体感する 「NGC WORLD 2023 in AOYAMA」/エヌジーシー ビジュアルソリューション事業部
2023.11.28 | REPORT
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2023年10月19日(木)~20日(金)の2日間、東京・青山のスパイラルホールで「NGC WORLD 2023 in AOYAMA」が開催された。圧倒的な映像美で見る者を魅了する最新鋭のデジタルサイネージの展示会の模様を紹介する。
最先端でグローバルスタンダードなデジタルサイネージソリューションを提供するエヌジーシー。同社が取り扱うサムスン電子製サイネージ製品を一堂に集め、リアルな実機を体感できるイベント「NGC WORLD 2023 in AOYAMA」が、2023年10月19日(木)~20日(金)、東京・青山のスパイラルホールで開催された。
今やデジタルサイネージは、駅や空港などの公共空間や百貨店、飲食店など、街のあらゆる場所に溢れ、日常の風景となった。サムスン電子は、14年連続でデジタルサイネージディスプレイ世界シェア1位を誇り、74カ国で事業展開するグローバルメーカーだ。本イベントでは、13~98型まで揃えるサムスン電子製液晶ディスプレイのほか、極小のLED素子(MicroLED)を使用した超高解像度・高色再現性を実現する世界最高峰LEDディスプレイ「The Wal」の全ラインアップを展示した。
今回注目を集めた製品のひとつが、屋外型、半屋外型のサイネージディスプレイだ。完全屋外対応の「OHシリーズ」は、防水・防塵設計により、どんな場所に設置しても高解像度で鮮明なビジュアルを提供する。半屋外対応・窓際設置用の「OMシリーズ」は、自然光が降り注ぐ窓際に設置しても、直射日光やまぶしさを感じさせず、鮮やかなディスプレイだけにフォーカスできる。飲食店のメニュー表示やブランドのコンセプトビジュアルなど、あらゆる業態でのビジュアル訴求を高めるツールとして、商空間を演出する設計者やサイン・ディスプレイ業界の関係者たちから熱い視線が注がれた。
また今回のイベントでは、世界45カ国、7万ディスプレイで稼働するサイネージ配信システム「Magic info Cloud」のノウハウを引き継ぎ、最新クラウドネイティブ設計で機能と運用性がさらに進化したサムスン電子製クラウドサイネージサービス「VXT」が日本で初公開された。これはクラウド型のシステムで、デジタルサイネージのコンテンツの管理がリモートで操作でき、トラブルが発生した際も、現場に赴かなくてもネットワーク経由の操作が可能なため、運用の負担が大幅に軽減されるという。「VXT」は2024年の運用を予定している。
10月20日(金)には、トークイベント「空間デザイナーのための“デジタルサイネージ”再入門」も併催された。丹青社CMIセンター空間メディアプロデュース統括部1部部長の鈴木朗裕氏と小誌編集長の塩田健一が登壇し、商業空間と一体化したサイネージ機器選びと映像情報コンテンツのつくり方についてトークが繰り広げられた。鈴木氏は、機材選定のポイントとして空間条件(広さ・明るさ)と、使用目的(演出・情報表示等)に応じた適切な機材選定の方法を挙げながら、機材ごとの長所と短所をグラフで解説。その上で、デジタルサイネージの演出は、空間のコンセプトとデザインにマッチさせることでその効果を最大限に発揮できると話した。スライドで紹介された鈴木氏が過去に手掛けてきた事例には来場者から多くの関心が集まった。
同イベントには2日間で約600人が訪れ、最新鋭の高画質なデジタルサイネージの世界を体感した。グローバルスタンダードな映像システムによるデジタルサイネージは、さらに商空間の可能性を広げてくれることだろう。
【問い合わせ先】
株式会社エヌジーシー
ビジュアルソリューション事業部
東京都江東区東雲1-7-12 KDX豊洲グランスクエア8階
TEL 03-6380-8147
http://www.ngc.co.jp/