街と同じ景色を持つオフィス
オフィスリノベーションからプラント塗装、マンションの大規模修繕、新築、内装リノベーションまでを手掛けるカシワバラ・コーポレーションでは、2023年10月、東京本社と複数のグループ会社のオフィスとを品川シーズンテラスの18階に集約。新たな東京本社を誕生させた。設計者である平林政道アトリエの平林政道さんは、「コンセプトは“KashiwabaraCity”です」と語る。「街や住まいに関わるさまざまなことに取り組んでいる企業なので、それがそのままコンセプトになっています。街区を設定し、通りをつくり、広場を設け、カフェ&バーやコンビニ、ライブラリー、さらにはアートをちりばめ、2500㎡もの広大なフロアに“街”を形づくっていきました」
この新オフィスは“壁をなくすこと”を目的につくられている。カシワバラ・コーポレーションの室崎和也さんは、こう説明する。「コロナ禍で社員同士のコミュニケーション不足に陥り、人と人とが対面で交流することの大切さを再認識しました。この新オフィスには執務スペースとなる3カ所のワークラウンジを設け、席は個人またはプロジェクトグループごとの抽選方式を取っており、毎日、変わります。部署やグループ会社は関係なく、色んなスキルを持った人間が混在し、他者を感じながら働くことでコミュニケーションを促していく。壁とは物理的な意味とワーカー同士の心理的な壁という意味の両方を持ち合わせています」
コーヒーによって生まれる 新たなコミュニケーション
スターバックスが厳選したフルオートのマシンを使用して淹れたてのコーヒーやカフェラテを楽しめる「We Proudly Serve Starbucks® コーヒープログラム」も、このオフィスに集うワーカー同士の壁を取り外す仕掛けの一つとなっている。コーヒーマシンの設置はプロジェクトの計画当初からあり、オフィスにいながらスターバックスのコーヒーが飲めるのは話題になるのではないかとのことで導入されたという。
「街には“スターバックス”がある。新オフィスのコンセプトにぴったり合致すると思いました。マシンはオフィス西端のワークラウンジ3にあるカフェ&バーに設置しています。ここはスツール付きのカウンターや三段の大きな階段状のプレゼンテーションスペースなど、人が集まる空間として整えました。フロアの反対側からは距離がありますが、皆さん、街を歩いて“スターバックス”にコーヒーを買いに行く感覚で足を運んでくれています」(平林さん)
コーヒーを片手に語り合い、笑い合うワーカーたち。カシワバラ・コーポレーションの新オフィスには街で見かけることのできる景色がある。「複数人でコーヒーを飲みながらベンチで談笑していたり、順番待ちの間も自然と会話が生まれているようです」(室崎さん)
「We Proudly Serve Starbucks® コーヒープログラム」による部署間やグループ会社間の壁を越えたコーヒーコミュニケーションは、カシワバラ・コーポレーションの業務拡張の新たな機会を生み出している。
「We Proudly Serve Starbucks® コーヒープログラム」とは
問い合わせ先
ネスレ日本株式会社
サプライビジネス事業本部
マシンビジネス営業部
https://weproudlyservestarbucks.nestle.jp/