Loading...

id+ インテリア デザイン プラス

インテリアデザイン・建材のトレンドを伝えるメディア Presented by 商店建築

【PR】自然素材から生まれた、静せい謐ひつなキッチン/minotticucine

2023.11.17 | REPORT

上/巨大な石を割り付けたような「TERRA」シリーズは、 Claudio Silvestrin(クラウディオ・シルベストリン)がデザ イン。石目が美しいブラジル産のエレングレーを全面に採用した。奥のバックセットの面材は無垢のチューリップウッド材。扉付きの豊富な収納スペースには、オーブンなどの家電製品をビルトインできる。「どこが扉でどこが収納か、一見分からないところがデザインの遊び心」とCEO兼デザイナーのAlberto Minotti(アルベルト・ミノッティ)。アイランド型カウンター(W4000×D1300×H900) バックセット(W4900×D700×H2300)



削ぎ落とされた究極のシンプルな佇まいが、機能を感じさせないイタリア・minotticucine(ミノッティクチーネ)のキッチン。2023年7月にオープンした東京・南青山のショールームには、建築に引けを取らない存在感を放つ、自然素材のキッチンが集まる。※単位は㎜


「視覚的な静寂……。石や木という素材の塊そのものが、ただそこにあるかのような“静けさ”をキッチンに描きたかった」。そう話すのは、1941年創業のminotticucine(ミノッティクチーネ)を、革新的なデザインで牽けん引いんする二代目CEO兼デザイナーのAlberto Minotti(アルベルト・ミノッティ)。近年、メラミン化粧板や塗装など工業的な素材を使うキッチンが多いなか、同ブランドは自然素材にこだわる。なかでも、石の産地イタリアで生まれた“石のキッチン”は、世界で一目置かれる存在だ。
「モノマテリアルである石は重厚で頑丈、魂が宿るような究極の自然物。東京のショールームでその圧倒的な存在感を表現したかった」。ショールームに並ぶのは石と木を組み合わせた、マッシブな佇まいの三台のキッチン。その彫刻のようなキッチンが生まれた背景には、採石場であるイタリア・ヴァルポリチェッラに暮らすAlbertoが石と向き合った多くの時間と、その性質を知り尽くした技術者たちの挑戦がある。たとえばイタリア語で「フーガ」と呼ばれるエッジのジョイント部は、同ブランドの技術の結晶だ。石を28㎜の薄さで削り出し、45度で斜めに加工した小口を合わせる留め加工でシャープな納まりと石の軽量化を実現。「必要でないものはなくなり、本当に必要なものは内面に隠されていく」。哲学のようなAlbertoの言葉通り極限まで装飾を削ぎ落としたデザインだが、扉を開けるとキッチンとしての計算された機能美に満ちている。
長い歴史の産物である“石”を用いたキッチンに宿るロマンと驚き。そこには、新たな暮らしのインスピレーションがあるはずだ。



バックセットの扉は収納内に引き込むことが可能で、開けた状態でも動線を妨げない
バックセットの扉は収納内に引き込むことが可能で、開けた状態でも動線を妨げない


アイランド型カウンターの天板と面材の石は、小口に45度の角度をつけて納めている。引き出しを閉じたときの、流れるような石目模様が美しい
アイランド型カウンターの天板と面材の石は、小口に45度の角度をつけて納めている。引き出しを閉じたときの、流れるような石目模様が美しい


カトラリーや鍋、調味料などを用途に合わせて収納できるよう、約30通りのパターンからオーダーが可能。写真の引き出し内部はオーク材で仕上げた
カトラリーや鍋、調味料などを用途に合わせて収納できるよう、約30通りのパターンからオーダーが可能。写真の引き出し内部はオーク材で仕上げた


奥の壁付けカウンターはAlbertoが、自然美を生活に取り入れようとする日本文化から着想を得てデザインした「HANAMI」。障子をモチーフとし木の引き手を意匠に生かした。手前のアイランド型カウンター「ATELIER」もAlbertoによるもの。オルモ材の天板をスライドさせるとシンクが現れる仕組みで、引き出した天板にハイスツールを合わせればカウンターテーブルに。壁付けカウンター(W4300×D750×H900)  アイランド型カウンター(W3000×D900×H900)
奥の壁付けカウンターはAlbertoが、自然美を生活に取り入れようとする日本文化から着想を得てデザインした「HANAMI」。障子をモチーフとし木の引き手を意匠に生かした。手前のアイランド型カウンター「ATELIER」もAlbertoによるもの。オルモ材の天板をスライドさせるとシンクが現れる仕組みで、引き出した天板にハイスツールを合わせればカウンターテーブルに。壁付けカウンター(W4300×D750×H900) アイランド型カウンター(W3000×D900×H900)


ショールーム中央には、面材にオーク材を用いた水平方向の伸びやかさをもつアイランド型カウンター「GANDHARA」と、石目が印象的なバックセット「INCA」を配した。共にAlbertoによるデザイン。天板、バックセットとレンジフードの面材はブラックストーン。アイランド型カウンター(W4800×D1260× H900) バックセット(W4300×D730×H2150)
ショールーム中央には、面材にオーク材を用いた水平方向の伸びやかさをもつアイランド型カウンター「GANDHARA」と、石目が印象的なバックセット「INCA」を配した。共にAlbertoによるデザイン。天板、バックセットとレンジフードの面材はブラックストーン。アイランド型カウンター(W4800×D1260×H900) バックセット(W4300×D730×H2150)


グラス収納やワインセラー、冷蔵庫を備えたバックセットはミニバーとして活躍する
グラス収納やワインセラー、冷蔵庫を備えたバックセットはミニバーとして活躍する


N A P建築設計事務所が手掛けた東京・南青山の複合施設、IDÉALビル内にオープンした、minotticucineのショールーム。穏やかな雰囲気のなか、自然素材をふんだんに用いたキッチンの深く優しい表情に触れてほしい
N A P建築設計事務所が手掛けた東京・南青山の複合施設、IDÉALビル内にオープンした、minotticucineのショールーム。穏やかな雰囲気のなか、自然素材をふんだんに用いたキッチンの深く優しい表情に触れてほしい





9


Alberto Minotti
アルベルト・ミノッティ

1965年、イタリア・ヴェローナ生まれ。minotticucineの創業者を父にもち、幼少期から家業に触れながら育つ。’94年に二代目CEOに就任。同時にデザイナーとしても優れた技術と現代的なセンスを発揮し、建築家やデザイナーとコラボレートするなど、革新的なキッチンを生み出した。2008年・マルコポーロ賞を受賞。




〈問い合わせ〉
minotticucine showroom
東京都港区南青山6-13-1 IDÉALビル地下1階
TEL.03-6434-1124(完全予約制)

minotticutine Japan
URL:https://www.minotticucine.jp
※価格は要問い合わせ

RELATED ISSUES

一覧に戻る

PAGETOP