Loading...

id+ インテリア デザイン プラス

インテリアデザイン・建材のトレンドを伝えるメディア Presented by 商店建築

  • Home
  • 記事を読む
  • REPORT
  • ポストコロナ時代のオフィスサウンドソリューション/イナバインターナショナル

ポストコロナ時代のオフィスサウンドソリューション/イナバインターナショナル

2023.06.28 | REPORT

上/一人用サイレントブース「30minutes」(右)と「15minutes」(左)。消防法特例でブース内部を目視できることが求められるため、ガラス面をデザインのポイントとしている


イナバインターナショナルは、親会社である稲葉製作所のオフィス関連製品販売、およびオフィスの設計施工・ソリューション提案などを手掛けている。スチール製物置の多大な実績を元に、カーデザイナーとして著名な奥山清行氏率いるKENOKUYMADESIGNのデザインを採用したオフィスファニチャーを展開する。
今回の展示ではサウンドソリューションをうたい、音対策まわりの製品紹介がメインとなった。Web会議などに使われる、サイレントブース「BizBreak(ビズブレイク)」シリーズは、物置製造のノウハウを生かしつつ、KENOKUYMADESIGNのデザイン監修で洗練させた。サイレントの名の通り、優れた音環境の提供がウリだ。
一人用の「ロッククリスタイルタイプ」「ペンタゴンタイプ」に、昨年発売の3人用「monju(モンジュ)」̶̶6角形平面が特徴で、Web会議でニーズが高いとされる3人での使用の際に、モニターが見やすく、且つワーカー同士の距離を適切に保てるデザイン̶̶が加わり、さらに2023年7月発売予定の新製品「30minutes(30ミニッツ)」と「15minutes(15ミニッツ)」が登場。タイムパフォーマンス向上のために、ミーティングの頻度を高めて、短くフェーズ合わせをする、昨今のビジネスシーンには最適な小型の製品で、限られたオフィススペース内でより生産性を高めるためのアイテムとして位置付けられる。「30minutes」はw1048×d936×h2257㎜、「15minutes」はw874×d880×h2192㎜というサイズ。「15minutes」は、前面部の扉を開閉し、乗り込むように昇降式スタンドスツールに腰を掛け、前を向いたままブースから出られるアクティブな働き方をサポートする。
また、同社のパーティション「YURT(ユルト)」とヤマハの埋込型平面スピーカーシステム「YFS」を組み合わせたコラボレーション提案も展示された。内側は指向性の強いスピーカーで小さな通信音声でもきちんと聞こえるようにしつつ、外側では不快とならないマスキング音を発生させることで、スピーチプライバシーを守る機能を持たせたものだ。



3人でのWeb会議や、2人での1on1ミーティングに対応する「monju(モンジュ)」。写真はスチール壁面部分にグラフィックシートでオリジナルの柄を施したオプション仕様
3人でのWeb会議や、2人での1on1ミーティングに対応する「monju(モンジュ)」。写真はスチール壁面部分にグラフィックシートでオリジナルの柄を施したオプション仕様


ヤマハの埋込型平面スピーカーシステム「YFS」をパーティション内に埋め込んだ「YURT」。外部への音漏れを防止する
ヤマハの埋込型平面スピーカーシステム「YFS」をパーティション内に埋め込んだ「YURT」。外部への音漏れを防止する


イナバインターナショナル

RELATED ISSUES

一覧に戻る

PAGETOP