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空間デザインのニュアンスが表現できるアーティフィシャルグリーン/プリマ

2023.04.27 | REPORT

上/ブースには多種多様なアーティフィシャルグリーンが設置され、生命力を感じさせた


プリマでは造花やアーティフィシャルグリーンの専門企業として、卸売やECなどで事業展開している。コントラクト事業を強化すべく、今回JAPAN SHOPへ初出展した。20年以上の歴史のある同社では、長らく百貨店などでオーダーメイド・アレンジメントの造花店を展開していた。成熟した審美眼の厳しい顧客とのコミュニケーションが、現在中心となっているBtoB事業でも生かされている。園芸の延長や生木のオルタナティブではなく、創業当初からインテリアデコールとしてのグリーンデザインを手掛けてきた。社内の専用工房でつくられており、こだわりのある空間の雰囲気やデザインに合わせ、リアルなだけでない、微細なディテールやニュアンスの表現に長けている。
展示は、観葉植物の「GREENPARK(グリーンパーク)」と、盆栽テイストの「CUPBON(カップボン)」の二つのブランドだ。どちらもグリーンだけでなく、器やインテリアアイテムを含めたトータルバランスで、佇まいや有り様をきちんとコントロールしている。また、トレンドでもある垂直展示も展開。2023年の新作となる、ハンギングポットやグリーンカーテンは、メンテナンスフリーで生長のないアーティフィシャルグリーンのメリットが生きる。苔玉が目を引くウォールパネルは特注で、アートにも近い存在だろう。
現在、ニーズが大きいのは、オフィスやクリニック、ビューティーサロンなどで、衛生面やメンテナンスでのメリットが評価されている。また、アーティフィシャルグリーンの採用は、SDGs的にも有利な面がある。生の植物はイメージとしては“グリーン”だが、生育に使われるエネルギーや廃棄も多く、BtoBだとその規模も小さくない。同社ではリサイクルやフェアトレードの素材を用いて、環境負荷低減に努めている。



花器のバリエーションも豊富。入っている水も樹脂でつくられたもの。気泡などもリアルに造形さ れている
花器のバリエーションも豊富。入っている水も樹脂でつくられたもの。気泡などもリアルに造形されている


壁面には苔のパネルなどが展示され、照明に美しく照らされた
壁面には苔のパネルなどが展示され、照明に美しく照らされた

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