Loading...

id+ インテリア デザイン プラス

インテリアデザイン・建材のトレンドを伝えるメディア Presented by 商店建築

日本的な美意識とものづくり、職人の手仕事を体感する空間/Ritzwell

2022.07.28 | REPORT

上/2022年で創業から30周年を迎えたリッツウェルの新たなショップ「OMOTESANDOSHOP&ATELIER」。ショップ内に家具製作を行うスペースが併設されており、福岡から派遣された職人のよる家具づくりの雰囲気を近くで体感できる


福岡を拠点に世界へ向けた家具づくりを行い、国内外で注目を集めている家具メーカー、リッツウェル。2019年に福岡・糸島でシーサイドファクトリーを開設したことに続き、2022年1月、東京・表参道に「Ritzwell OMOTESANDO SHOP&ATELIER」をオープンした。同ショップは、家具の展示に加えて、職人の作業風景が見えるアトリエを併設しているのが特徴。従来のショールームよりも立ち寄りやすいつくりで、リッツウェルの家具への思い、ものづくりへの姿勢を体感できる。
リッツウェルの家具は、熟練の職人の手仕事により、日本的な美意識を表現しながら、上質感のある空間に調和するデザインや素材感が魅力の一つ。「OMOTESANDO SHOP&ATELIER」では、そういった革やファブリック、木、金属などの質感、ディテールへの徹底したこだわりを目で見て、触れることができる場が広がる。アトリエには、福岡の工場から職人が定期的に派遣され、1日にわたってイスの張りを中心とした作業を行う。展示エリアと緩やかにつながっているため、製作中の音や革の匂いなど、一般的なショールームにはない、家具づくりの現場の雰囲気が立ち上がり、職人が家具づくりに向き合う姿は、家具への安心感や信頼感を与えてくれる。また、職人がいることで、ユーザーのメンテナンスの相談などにも、より詳しく応えることができるのもポイントだ。
リッツウェルでは、長年に渡りミラノ・サローネに出展をしており、2022年の同展で披露された特別な家具やパフォーマンスを、2022年秋に開催される「DESIGNART Tokyo」の期間中に「OMOTESANDO SHOP&ATELIER」でも実施する予定だという。同社の家具づくりの高い技術を感じつつ、多彩な製品のバリエーションに出会える場所に、ぜひ足を運んでみてほしい。



ショップに職人がいることで、ユーザーの家具へメンテ ナンスの相談などにも詳しく応対できる
ショップに職人がいることで、ユーザーの家具へメンテナンスの相談などにも詳しく応対できる


新店舗のオープンを記念して製作された、イージーチェ ア「IBIZA FORTE(イビザ フォルテ)」のリミテッドエデ ィション。厚革を使用したフラットなシートと、ボリューム2 3 のあるシートクッションの組み合わせが面白い
新店舗のオープンを記念して製作された、イージーチェア「IBIZA FORTE(イビザ フォルテ)」のリミテッドエディション。厚革を使用したフラットなシートと、ボリューム2 3 のあるシートクッションの組み合わせが面白い


Ritzwell

RELATED ISSUES

一覧に戻る

PAGETOP