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“未来視点”で新しい住まいと暮らしを実現する/日鉄興和不動産
2021.11.26 | REPORT
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住宅と都市の開発を手掛ける日鉄興和不動産が「ニューノーマルな住まいと暮らしを科学する」をテーマにスタートした「SMAILOGYR(スマイロジー)」。次代の住まいの在り方を見つめ直すプロジェクトとして注目を集めている。
日鉄興和不動産ではコロナ禍以前から、これからの住まいに求められる要素を研究・開発するためのチームをつくりリサーチを続けてきた。「生活者へのリサーチを進めると、心身の健康への意識が高まっていることが見えてきた。ただ、個人でできる健康づくりには限界があるため、集合住宅ならではの手助けができないかと考えた」と同社・住宅事業本部の富田慎一郎さんは話す。同社はこのような調査や、これまでの住宅や都市づくりの経験から住まいに求められる要素を掘り下げ、健康を始めとする5つのテーマ(図右)を導出。それらを住宅で実現するためのオープンイノベーション型プラットフォームとして立ち上げたプロジェクトが「SMAILOGYR」だ。 プロジェクト最大の特徴は、多様な分野の企業と協働し、住まいの設備やコミュニティーの形成に生かしている点。新たに開発された分譲マンション「リビオシティ南砂町 ステーションサイト」には、生活空間とワークスペースの融合、人と自然を近付ける植栽計画、農業体験やマルシェを通した食育、コミュニティーを創出する共用スペースなど、暮らしを豊かにするアイデアが組み込まれている。同部署の坂本真奈さんは「生活者の住まいに対する思いをくみながら、外部の知見を取り入れてより心地良い暮らしを追究していきたい」と話す。時代に即した取り組みが生み出す新たな住まいに、今後も期待したい。
ここに住む家族だけでなく、地域との交流も育むコミュニティスペース「コ・リビング」
ゆったり広々とした空間で、自由に仕事や勉強ができる「コモレビ・ワークラウンジ」
日鉄興和不動産
- 東京都港区赤坂1-8-1
- TEL. 03-6774-8000
- URL. https://smailogy.nskre.jp