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東京のサウスゲート、品川駅に隣接するNTTデータビル アレア品川内に昨年オープンした「ウルフギャング・パックPIZZA BAR アレア品川店」は、アカデミー賞公式パーティーのシェフ、ウルフギャング・パック氏がプロデュースするカジュアルダイニングである。

黒、ダークブラウン、白を基調としたスタイリッシュさと、木を多用した温かな雰囲気を併せもつ店内は、ウルフギャング・パック氏のピッツァセレクションと創作料理を目当てに訪れる周辺のオフィスワーカーやファミリー層などで賑わっている。

店長の磯貝和紀氏は、「ウルフギャング・パックPIZZA BAR」にとって音は欠かせないファクターだと語る。

磯貝 ー 「本国のアメリカでは食事と一緒に音楽も楽しむのが当たり前のスタイルとなっています。週末のディナー＆バータイムは活気のある曲を、平日のランチタイムにはゆったりとした曲を流すなど、時間やそのときどきのシチュエーションに合わせて変化をもたせるようにしています。」

同店には、Yamahaの商業空間用シーリングスピーカー「VXC6」と、サーフェスマウントスピーカー「NS-AW392 B」が導入されている。豊かな低音と心地よい音楽再生、そして広指向性を特長とする「VXC6」が、黒い天井に溶け込むように8台設置され、約100坪、138席の店内を音ムラなくカバー。

もう一方の「NS-AW392B」はプロジェクタースクリーンの両側に1台ずつと、バーコーナーの天井に2台、計4台を設置。こちらは、結婚式の二次会や同窓会、また、スポーツ観戦などのイベント時に臨場感あふれる音響空間を演出するとともに、存在感のあるアングルキャビネットデザインにより、「ウルフギャング・パックPIZZA BAR」が音にこだわった店だということを来店客に知らしめている。

磯貝 ー 「空間や用途によって、必要な音質も変わってくるはずです。Yamahaのスピーカーは店舗の雰囲気をつくるツールのひとつとして役立っています。うちの店ではYamahaのスピーカーがベストな選択だったと思っています。」

空間に寄り添い、人に寄り添う音。YamahaのBGMシステムは、ここ「ウルフギャング・パックPIZZA BAR」でも、そんな理想的な音環境を実現している。

新潟駅前にある「Neve della Luna」は、世界的バリスタの横山千尋氏がオーナーを務めるイタリアンレストランである。

横山氏はフレンチから食の道へと入り、イタリアンジェラートに転身。世界大会で3年連続の金賞を受賞し、その後、イタリアで本格的なバリスタの修行を開始する。そして、バリスタ世界大会において日本人として初の入賞を果たすという華々しい経歴をもつ人物である。六本木本店を始め、全国にBAR DEL SOLE10店舗を展開するフォルトゥーナの専務を務める傍ら、今年4月に「Neve della Luna」をオープンさせた。

横山氏は、店のテーマは“公民館”だと語る。

横山 ー 「『イタリア』という身近なテーマをきっかけに、新潟の郷土料理や文化にもっと興味を持ってほしい。そう願いをこめて、店では、エスプレッソを使用した料理や新潟の郷土食をイタリアンにアレンジした料理を提供しています。空間を1階のカフェテリアdella Lunaと2階のトラットリアNeveに分け、立ち飲みもできる1階では気軽にエスプレッソやアルコール類を、2階ではゆったりと食事を楽しんでいただくイメージです。
お客様が食事を楽しむだけでなく、例えば写真展を行うなど、ここを使い勝手のいいように利用してもらいたい。そういう思いを込めて、店のテーマを“公民館”としました」

「Neve della Luna」の音響システムはMood Media Japanが手掛けた。スピーカーにはYamahaのシーリングスピーカー「VXC6W」と、サーフェスマウントスピーカー「VXS5W」を採用。そこから流れる音楽も、Mood Media Japanが特別にセレクトしたものとなっている。

横山 ー 「ノイズや音割れがあると嫌な感じがしますが、Yamahaの音は自然に入ってきます。「音いいね、どこのスピーカー？」と尋ねるお客様もいて、BGMって意外と注目されることもあるんだなと再認識しました。インテリアの邪魔にもならないデザインも非常に満足しています」

性別や年齢に関係なく、この店を訪れる多くの人々の耳に優しく音を届けるYamahaのBGMシステム。音は、この新潟駅前の“公民館”にとって欠くことのできない存在となっている。