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高性能フィルターの技術力を生かした空気清浄器

2021.09.22 | INFORMATION

換気が難しい商業施設や公共施設での利用が見込まれる


日本無機は、1939年にガラス繊維製造で設立、以降さまざまなフィルターの開発・製造を手掛けている。特に半導体や製薬の工場で必要となるクリーンルームなどで用いられる、高気密で高性能なHEPA フィルター(JIS 規格)を国内で初めて開発。現在もトップのシェアを誇る。



コロナ禍を受け、その技術力を生かすべく、2020年12月に発売されたのが「ヘパウォール」という製品だ。パーティション型の空気清浄機で、50㎜厚のHEPAフィルター「ヴァニッシュ」を搭載。天然酵素による抗ウイルス処理がなされており、溶菌酵素がウイルスのエンベロープを破壊する。



浮遊する微粒子の捕集率は99.99%となり、一般的なコンシューマー向けとは段違いの気密性能を持ち、文字通りのプロ仕様と言える。厚生労働省では毎時2回以上の換気(室内の空気が完全に入れ替わる)を推奨しているが、十分に換気ができない空間では、空気清浄機による相当換気量で代替できる。



サイズ:w880×d95(キャスター部330)×h1415 ㎜
サイズ:w880×d95(キャスター部330)×h1415 ㎜


例えば一般的な100㎡の部屋であれば、ヘパウォール1時間の稼働(ファン設定:中・5㎥ /min)でおおよそ1回分の換気に相当する。100V コンセント一つで稼働し、キャスター付きのため、移動も容易で、パーティションとして飛沫の拡散も防げる。コロナウイルスワクチン接種会場でも実際に導入されている。また従業員や客に対して、感染対策のアピール、“見える化” という効果も期待でき、医療施設に限らず、オフィスや店舗でもニーズがあるだろう。

日本無機

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