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東京インターナショナル・ギフト・ショー春2021
2021.03.15 | REPORT
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東京ビッグサイトで開催された「第91回 東京インターナショナル ギフト・ショー 春2021」。同時開催された「第9回LIFE×DESIGN」では、デザインやクラフト、伝統工芸、リノベーションなど多彩なテーマごとに展示が展開した。
意欲的で多彩なアイデアが集結
2月3日~5日、東京ビッグサイトにおいて、「第91回 東京インターナショナル ギフト・ショー春2021」が開催された。ギフト・ショーは、日本最大のパーソナルギフトと生活雑貨の国際見本市であり、国内外からの出展、来場者が集う一大イベントとなっている。今回は「アクティブライフとリラクセーションギフトの提案」をテーマとして、同時開催された「第9回LIFE×DESIGN」「第29回グルメ&ダイニングスタイルショー春2021」と併せて、昨年10月の約1.5倍となる1432社が出展。コロナへの対策がとられる中でも、意欲のある展示がなされ、多くの建築やデザインの設計者、コーディネーター、施主、バイヤーなどが訪れた。
「働き方改革・テレワーク・ニューオフィス・リノベーション」をテーマとした第9回LIFE×DESIGNの会場には、これからのオフィスや商業空間に向けた新しい素材や家具、アイデアが出展された。会場は、「アクティブデザイン&クラフトフェア」「伝統とモダンの日本ブランド」「リノベーション&ライフスタイル」「グランピング」「SOZAI展」の5つの要素で構成。
最新のプロダクトから、伝統技術を活かしたモノづくり、住まいやオフィスのリノベーション、創作意欲を刺激する素材などが並んだ。「SOZAI展」では、職人の手仕事や先進的な技術により生み出されるモノを完成品ではない素材として捉え、空間づくりの新しいヒントにつながる展示が広がる。織物や染色、木工、象嵌などの素材の他、来場者が唐紙づくりを体験できる実演スペースも設けられた。最新のデザインプロダクトやクラフトが集まる「アクティブデザイン&クラフトフェア」では、大小様々なメーカー、地方自治体、技術振興団体が出展。個性的な素材、アイデアの詰まった商材が並び、デザイナーからバイヤーまで、活発な交流の場が生まれていた。
また、今回はテレワークや新しいオフィスづくりに向けた提案も数多く見られた。喜多俊之氏とのコラボによるベッドルームをワークスペースに転換する提案を始め、住まいで仕事をするために必要な空間づくりや快適な家具などが注目を集めた。
更に今回から、ギフト・ショー事務局が運営するBtoB向けポータルサイト「Gift Net」と連動した展示も展開。同サイトでは出展社や商品情報を検索でき、動画やSNSも交えての閲覧が可能となっている。直接の来場ができないケースや、時間に限りがある来場者に、より深く商品や素材の魅力を伝えるためのツールとして、これからの時代の見本市の在り方を示す新たな試みがカタチとなっていた。
次回「第92回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2021/第10回LIFE×DESIGN」は、2021年10月13日(水)~15日(金)東京ビッグサイト西・南展示棟にて開催される
ビジネスガイド社
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