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プロオーディオの知見が生かされた360度に音が広がるスピーカー

2020.08.17 | INFORMATION

ホールや劇場、あるいはコンサートなどのプロ向けスピーカー製造を手掛けるTaguchiは、設立40年を迎える。いわゆるプロオーディオの世界では、欧米メーカーの製品が先行し、普及が進んだ。



同社では、日本人の耳に馴染みやすい、聞き疲れしない音づくりを目指し、独自の音響設計をスピーカーに反映。現在では世界のアーティスト、PAエンジニアから指名されるなど、評価が高い。また、商業施設や店舗、住宅等に向けたカスタムスピーカーでも多数の実績がある。空間のデザインを損なわず、かつ優れた音響性能を発揮する、オリジナルのスピーカーを一から設計・製造できるのも強みである。



同社では店舗や住宅でそのまま使えるプロダクトもそろえている。「LIGHT」はキューブ形の無指向性ハンギングスピーカー。139㎜角とコンパクトながら、6面にユニットがあるため、ボリュームを下げても音が遠くにいかず、クリアな音を楽しむことができる。北欧のバーチ積層材を用い、音質へのこだわりはもちろん、積層断面を見せるなど意匠も凝らしている。



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「REX060」シリーズ。天井埋め込み型「REX060-CLD」サイズ:φ160×h208㎜(天井内:φ114×h132㎜)、写真:ASJ  YOKOHAMA  CELL。天井吊り下げ型「REX060-CLE」サイズ:φ114×h254㎜、写真:宮城明泉学園。共にカスタムで指定色塗装も可能
「REX060」シリーズ。天井埋め込み型「REX060-CLD」サイズ:φ160×h208㎜(天井内:φ114×h132㎜)、写真:ASJ YOKOHAMA CELL。天井吊り下げ型「REX060-CLE」サイズ:φ114×h254㎜、写真:宮城明泉学園。共にカスタムで指定色塗装も可能


「REX060」シリーズは、円錐形の反射板を使った独特のフォルムが特徴だ。アルミハニカム製の平面振動板を用いたユニットを搭載。



一般的なコーン型と比して、音の干渉や位相差が出づらく、音源に忠実な解像度の高い音が出る。これが反射によって360度に広がる仕組みで、小さな音でも遠くまで届く。中高域の再現性に優れた、反射による柔らかい音はBGMなどに最適だ。



存在感をなくせる天井埋め込み型「REX060-CLD」と、意匠性を意識したハンギングタイプ「REX060-CLE」の2種類がある。



店舗では視聴位置は一定ではないため、無指向性で広がりのある、かつ会話などを妨げない音づくりが求められる。「LIGHT」と「REX060」シリーズは、世界に通用するプロ向けの音づくりのノウハウと、“音を塗り替える”カスタマイズ技術の両輪が生きた製品だ。



製造元は田口音響研究所、販売はタグチクラフテックが行う。



「LIGHT」1台でステレオ再生が可能なモデルとモノラルモデルの2種を用意。サイズ:139×139×139㎜。カスタムで指定色塗装も可能。オープン価格(以下同)。写真:NEUTRALWORKS.TOKYO
「LIGHT」1台でステレオ再生が可能なモデルとモノラルモデルの2種を用意。サイズ:139×139×139㎜。カスタムで指定色塗装も可能。オープン価格(以下同)。写真:NEUTRALWORKS.TOKYO

Taguchi

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