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アジアグラニットは、その社名（グラニット／granite=英語で御影石）にあるように天然石、テラゾ等の販売・施工を中心に手掛けている。同社が2005年から取り扱う、米・SEMCO（セムコ）社の「Xボンドシームレスストーン」はモルタル調の塗材。骨材を含んだポリマー系セメントの複合材で、下地を選ばずに施工ができる点が大きな特長だ。床、壁、天井、家具の天板など、さまざまな箇所に対応する。例えば床であれば、既存の仕上げの上から塗布できるので（厚みは1㎜程度から）、事前の除去が不要となり、改修工事では大きなメリットとなる。

塗布後、硬化した状態では重歩行にも耐える強度を持つ。防水性能もあり、海外では屋外プール、浴槽にも使われるレベルだ。素材自体の結合力と追随性が非常に高く、同社での施工実績ではクラックの発生もないという。

基本カラーで30色が用意され、それらを調合してカスタマイズも可能だ。今回、同社では、新たに下地接合材となる「リキッドメンブラン」も導入。より優れた防水性や結合性を発揮する。アジアグラニットでは15年ほど、自社施工の現場にて採用してきた。今後その実績をベースに、講習など情報発信を進め、より多くの現場での採用を図る。