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商空間に最適なスリムデザインのラインアレイスピーカー

2020.05.04 | INFORMATION

130年以上続く楽器づくりからつながる音の総合メーカーとして、ヤマハが提供する商業空間向けスピーカー。2018年からラインアップに加わった「VXLシリーズ」はラインアレイ型のスピーカーだ。ラインアレイ型とは、スピーカーユニットを縦に連結させて一つのスピーカーとしたもので、一般的なスピーカーと比べると以下のような特徴がある。



まずカバーエリア内であれば距離による減衰が小さく、スピーカーの近くでも遠くでも音の大きさに変化が少ない。また、音の直進性が高く、特に「VXLシリーズ」の場合、垂直の指向角が狭く縦方向には広がりにくい設計のため、天井等による反射の影響を受けにくく、遠くまで音が明瞭に伝わる。多数のユニットで構成されるため、一つひとつの音量自体は小さくなり、スピーカーの近くにマイクが来ても、ハウリングが起きにくいのも利点だ。



2020年4月27日に開業した東京・竹芝のラグジュアリーホテル「メズム東京、オートグラフ コレクション」のメインロビーでも採用され、高天井の意匠スリットに調和するように設置されている
2020年4月27日に開業した東京・竹芝のラグジュアリーホテル「メズム東京、オートグラフ コレクション」のメインロビーでも採用され、高天井の意匠スリットに調和するように設置されている


こうした点から、比較的規模の大きい空間での利用が中心となるラインアレイ型スピーカー。「VXLシリーズ」では、空間デザインとのマッチングを図り、わずか幅54 ㎜と、シンプルで細身な筐体デザインとなっているのが大きな特徴だ。機器としての存在感を抑え、空間の中で馴染みやすくしている。バリエーションは、それぞれの数を24(h1212 ㎜)、16(h846㎜)、8(h480 ㎜)とした3種類だ。



別売りの「垂直連結チルトサポートブラケット」を使用することで縦方向と左右の角度を変えることができる。ほかにもチルト、パンが可能なスピーカーアクセサリーや、ハイインピーダンス接続に対応するスピーカートランスなどもそろい、設置環境に合わせたさまざまな施工を可能にしている
別売りの「垂直連結チルトサポートブラケット」を使用することで縦方向と左右の角度を変えることができる。ほかにもチルト、パンが可能なスピーカーアクセサリーや、ハイインピーダンス接続に対応するスピーカートランスなどもそろい、設置環境に合わせたさまざまな施工を可能にしている


カラーも黒と白の2色展開。白のカラーは、ウェディングチャペルなどで、垂直性の多い空間とも相まって非常に相性が良さそうだ。特性的にも、マイクの声などが近くでも遠くてもしっかりと聞こえる。専用のホールなどと異なり、音響設計まで反映されることが少ない商業空間では重要な性能だ。また、宴会場や大型のレストランでの使用にも向いている。もちろん、音楽などのリッチコンテンツでも、ヤマハならではの自然で音域の豊かな再生が可能だ。



ヤマハミュージックジャパン

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