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新コンセプト「magodoco」で3世代子育てをサポート
2020.04.30 | INFORMATION
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2019年末全国の出生数が90万人を下回る統計が発表され、さらなる少子化に歯止めをかけるためにも、母親に負荷の大きい“ワンオペ育児”ではなく、社会環境による子育てを支援する動きが加速している。おむつ交換台など施設向けの育児関連製品を展開するコンビウィズ。
同社では、いわゆるシニア世代を子育てのサポート役として取り込むべく、「magodoco( マゴドコ)」というコンセプトを発表した。「3世代で出かけよう」を合い言葉に、働き盛りの親世代の負担を軽減するとともに、時間的余裕のあるシニア層にもいろいろな意味で居場所をつくり出すというもの。特に商業施設などでは3世代で出かけることで、親にとってはちょっと子どもから目を離せるタイミングができ、同時に祖父母は孫と触れ合いつつ、休憩する時間が生まれる。これはユーザー側に限らず、施設の集客面でも良い影響があるはずだ。
そのコンセプトに沿って生まれた製品が「Combi magodocoボックスシートGR11」だ。パーティション的に機能するベンチシートで、あえてバックパネルの高さをやや低くし、使用者有無が外側から確認できるようにしている。手すりとなる笠木も取り付けている。そして座面の形状と奥行きに工夫を凝らし、乳幼児が寝ても大人がそれに向き合って対応できるほどの余裕がある。大人二人が座っても子どもと荷物のスペースが確保できる広さが特徴だ。また、バックパネルにはちょうど子どもが手の届く位置に音の出る遊具が備えられ、注意を引きつける仕掛けだ。
同社では開発にあたって、このシートの複数設置をイメージしており、その一帯を「magodoco」空間とすることで、3世代子育てを支援する動きを社会的にも醸成していきたいとする。「magodoco」については独自の公認制度を設け、ロゴマークやステッカーをつくるなど、施設側とも連携できるようにし、多様な子育て世代がくつろげる場づくりを進めていく。
コンビウィズ
- TEL. 03-5828-7631
- URL. http://www.combiwith.co.jp/