id+　インテリア デザイン プラス

オフィス家具やインテリア用品の製造・販売を始め、オフィス空間づくりや多様な働き方に向けた提案を行う、PLUS（プラス）。同社では自社のオリジナル製品の他に、海外のオフィス家具ブランドの製品も数多く取り扱う。

ノルウェーの「Flokk（フロック）」は、北欧デザインにおいても先進的な家具メーカーとして知られ、現在では8つのブランドで構成される一大グループ。多様な製品群を持ち、吸音関連製品も提供。常に人に優しく、そしてサステナビリティを念頭にしたデザインが特徴で、8つのブランドそれぞれにユニークなアイデンティティーとストーリーがある。そのなかでも、1943年に設立されたノルウェーの「HÅG（ホーグ）」は、人間工学やデザイン、材料、耐久性にこだわりながら『健康的かつアクティブに座ること』を追求した製品が特徴。

Peter Opsvik（ピーター・オプスヴイック）がデザインし、1984年に発表された「Capisco（カピスコ）」シリーズは、同ブランドを象徴するオフィスチェアの一つ。人が座っている時の小さな動きを妨げず、また前傾姿勢や横向き、後ろ向きなどさまざまな座り方に対応する独特な座面や背もたれの形状が特徴的。集中して働いている時、話している時、くつろいでいる時の動きや姿勢を詳細に研究することで生まれた機能美を体現している。また、馬の鞍に跨る姿勢に着目した座面の形と、重心に合わせて全方向に少しだけ傾くフレキシブルな機構は、座っているだけで体が自然とバランスを取り、運動している時と同じような健康増進が期待できるという。背もたれや座面は高さ調節が可能なため、天板可動式のデスクなどさまざまな高さに対応する。

一方、「SF」や「FT」は、多様なオフィスにマッチするシンプルなデザインの中に、通気性のよいメッシュ素材、座面が前後にスライドする機構、座面の上下昇降や奥行調節機能などの機能性が組み込まれた一脚。Capiscoと同じく、人の動きに柔軟に対応し、仕事を快適にし、生産効率の向上を後押ししてくれる。

いずれの製品も、張り地の特注が可能で、革やファブリックなど空間デザインの雰囲気に合わせた仕様にできる。また、PLUSが相談に応じながらチェアだけでなく、オフィス空間をトータルで提案、サポートしてくれる点も心強い。