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東京インターナショナル・ギフト・ショー春2020
2020.04.06 | REPORT
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東京ビッグサイト全館を使って開催された「第89回 東京インターナショナル ギフト・ショー 春2020」。青海展示棟では「第7回LIFE×DESIGN」が行われ、空間づくりに関連する素材やアイデアが展示された。
多彩な素材やアイデアが集結
2月5日〜7日、東京ビッグサイトにおいて、「第89回 東京インターナショナル ギフト・ショー 春2020」が開催された。同展示会は、日本最大のパーソナルギフトと生活雑貨の国際見本市であり、同時開催される「第7回LIFE×DESIGN」「第27回グルメ&ダイニングスタイルショー春2020」と共に国内外からの出展、来場者が集う一大イベントだ。今回の総出展社数は3053社(うち海外16カ国から301社)にのぼり、建築やデザインの設計者、コーディネーター、施主、バイヤーなど3日間で累計27万人が訪れた。
「暮らし・デザイン・新時代 ACTIVE DESIGN, ACTIVE LIFE」をテーマとした「第7回LIFE×DESIGN」では、商業空間を始めとする空間づくりにリンクする素材やアイデアが数多く出展。会場は、「デザイン&クラフト」「日本のモノづくり」「リノベーション&ライフスタイル」の3つのテーマで構成され、最新のプロダクトから、モノづくりやリノベーション、オリジナリティーのある素材、高度な技術などが展示された。
同展において毎回注目を集める「SOZAI展」では、伝統工芸や先進的な技術にスポットを当て、完成品ではない“素材”として、クリエーターのアイデアを触発するようなプロダクトや職人の手仕事に出会える場が広がった。展示ブースには織物や染色、刺繍、木工、象嵌など17社が並んだ他、職人の仕事を間近で見ることができる実演スペースや、素材の使い方を提案するコーナーも設けられていた。
一方、前衛的なデザインのプロダクトやクラフトが集まる「ACTIVE DESIGN & CRAFT FAIR」のエリアには、多様なメーカーや全国各地の地方自治体や技術振興団体によるブースが展開。独創性のある製品から、これからのライフスタイルの在り方を示唆するアイテムが目を引いた。この他にも、全国の産地から家具や木工などが集まった「伝統とModernの日本ブランドフェア」、町工場の技術力を発信する「町工場NOW!」、リノベーションのアイデアやアイテムが揃うエリア、宿泊施設に求められる機能に特化したアイテムがコーディネートされたエリアなど、多彩なテーマでの展示が会場をにぎわした。
また、見本市会場の各所でSDGsを見据えた取り組みを始め、持続可能性や多様性に目を向けたサービスやアイデアも提案され、新たな時代を予感させる場が広がっていた。
ビジネスガイド社
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