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映像を組み合わせてサインを新しい領域へ
2019.11.18 | INFORMATION
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2019年、創業55周年を迎えたダイカン。大阪を拠点に看板・サインを一筋につくってきた。総合的なサイン・ディスプレイメーカーとして、現在の取り扱いは多岐にわたる。香港にも営業拠点を置き、海外向けの納入実績も築いてきた(2018年で537件)。
店舗を始めとした施設で用いられるサインは、視認性もさることながら、交通インフラなどの案内板と比べ、利用者の目線に近く設置されるため、サイン自体に高い品質が要求される。同社はものづくりの側面にも意識を置く。主力商品であるLED発光式の文字型サイン「ルミレター」は、業界に先駆けて開発・発売した。
今回紹介するのは“サイン・エンターテインメント”をうたい、プロジェクションマッピングの技術を応用して、映像を融合させた全く新しいサインだ。ポイントは映像コンテンツ自体を自社制作し、サインに最適化した、フレキシブルでスピーディーな運用を可能にした点だ。
「Dレターマッピング」は、切文字のサインに映像投写したもの。一般的には白色の切文字が用いられるが、表面処理や塗装を工夫し、投写時は切文字の厚みによる違和感を消しつつ、映像がないときでも切文字自体の色によって存在感を残し、サインとしてしっかり機能するというのが大きな特長。特許も取得した同社の独自技術だ。
また、ルミレターを用いた「ルミレターマッピング」もラインアップ。LEDサインと映像の相乗効果を期待できる。 「モニターマッピング」では、クリアアクリルの切文字を透明接着したガラススクリーンに、専用ディスプレイを組み合わせた。ラウンドしたかまぼこ状のロゴはガラスと一体化しており、上質感のあるスクリーンを実現した。
いずれも、ロゴサインを引き立てるような映像を組み合わせ、利用者の目を引きやすくする。認知性に加え、誘目性の向上を見込める。また、ロゴとプロモーション映像を同時に見せることができ、記憶への刷り込みの効果も期待できる。
さらにセンサー等を使うことで、インタラクティブで時間軸を使った演出も可能だ。 同社では、ハードとしてのサインの高いクオリティーに加え、ソフトウェアによって独自の付加価値を提供する。
ダイカン
- TEL. (06)6551-2020
- URL. https://www.daikan.ne.jp/