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これからのデザインの可能性を感じる国際見本市
2019.11.05 | INFORMATION
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9月3日〜6日、東京ビッグサイトにて、「第88回 東京インターナショナル ギフト・ショー 秋2019」が開催された。同展示会は、日本最大級のパーソナルギフトと生活雑貨の国際見本市であり、総出展社数は約3000社。会場は8つのカテゴリー別れ、49のフェアに「衣食住遊」様々な商材が揃う。同時開催され今回で6回目を迎える「LIFE × DESIGN」展と共に、商業空間を始めとするインテリアデザインや建築に、新たなアイデアを与えてくれるような出展が多く見られた。
新たな素材やアイデアに出会う場
LIFE × DESIGNは、「デザイン&クラフト」「日本のモノづくり」「リノベーション&ライフスタイル」の3つのテーマで会場が構成され、最新のプロダクトから、多様なライフスタイルに向けた技術や素材の提案がなされる。なかでも毎回、新たな素材や職人の技術に出会える場所として注目を集めているのが「SOZAI展」だ。
日本やアジアの伝統工芸や新技術に着目し、完成品ではない“素材”として、見る者のクリエイティビティーを刺激するような展示が展開する。今回は、日本の工芸の他に、タイ国政府商務省国際貿易振興局と連携し、タイの様々な素材も紹介された。
同企画展をプロデュースする北河原純也氏は、「日本の伝統工芸やメーカーの技術は、高度なものだが、クリエイターの視点で更に進化、発展する可能性を秘めている。また、同じくタイを始めとするアジアにも、日本で真似できないような工芸を手掛けている職人がいる。職人やメーカー、クリエイターそれぞれが触発されるような場になれば」と語る。同会場では、伝統工芸の職人による実演コーナーや、それぞれの素材の使い方を提案するコーナーなども設けられていた。
他方、近年のライフスタイルの変化やホテル空間のニーズに応えるために設けられたエリアが点在。「HOTEL & HOSTEL」のエリアでは、ゼロファーストデザイン・佐戸川清氏のプロデュースのもと「暮らすように泊まる」をテーマにIoTを活用した事例を始め、家具や建材、宿泊施設に求められる機能に特化したアイテムがコーディネートされた。
また、「GO FOR SUSTAINABILITY」では、今のマーケットの基本であるサスティナブル(持続可能性)をテーマにした商品が並んだ。
見本市会場では、この他にも生活者の視点に立った家具やリノベーションの提案や、2020年に向けた空間に付加価値を与えるアイテム、更にその先を見据えたサービスやアイデアが提案され、多くの建築・デザインの設計者やコーディネーター、施主、バイヤーなどで賑わいを見せた。
問い合わせ先/ビジネスガイド社
- TEL. (03)3843-9711
- URL. URL/http://www.giftshow.co.jp/tigs/