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ものづくりにこだわる
施設用育児関連ブランド

2019.10.28 | INFORMATION

「オモイオ」は、水上(2019年4月、水上金属より社名変更)が事業展開する施設向けのベビー関連製品のブランドである。1991年からアビーロードが進めていた事業を、2016年から引き継ぎ、2018年からオモイオのブランドネームに一新した。おむつ交換台やベビーチェアなど市場自体はニッチで限定的だが、ユニバーサルデザインや育児環境向上などの社会的なニーズが高まる中、水上の持つノウハウや技術的なアドバンスも活用され、成長している事業だ。



専業ブランドとして細かいこだわりを重視し、実直なものづくりをベースにした、エンドユーザー、設置者(施設側)、施工者とそれぞれに配慮した製品開発をしている。 例えば、収納式おむつ交換台などでは構造体や取り付け部として、金属部品が使われているが、その選定や構造のノウハウは水上の本領と言えるところでもあり、耐久性、メンテナンス性にしっかりと配慮している。取り付け部をそのままに樹脂のハウジングだけを交換でき、トイレ内などに設置され、使用環境がどうしても過酷になりがちな、おむつ交換台の実情を反映したものだ。



収納式おむつ交換台「オムツっ子FA2 スタンドセット」。生後1ヵ月~24ヵ月の乳幼児対象。価格: 150,000円
収納式おむつ交換台「オムツっ子FA2 スタンドセット」。生後1ヵ月~24ヵ月の乳幼児対象。価格: 150,000円


またポリプロピレンの中空成形を採用し、一般的なABS樹脂とは異なり、紫外線劣化による黄ばみを起こさない。素材としてのあたりの柔らかさもある。 周辺アイテムも、手すりやスロープといった関連性の高いものはもちろん、利便性の良いものをカテゴリーにとらわれず充実させている。ICカード対応のロック付きベビーカー保管設備(バゲッジポート)など、より多様な提案性のあるソリューションを可能とした。ここでも水上の調達ネットワークが生きている。



個室のような着替えスペース「オムツっ子たっち」。つかまり立ちができる頃から36ヵ月の乳幼児対象。乳児がつかまるとともに小物を置けるつかまり棚を装備。価格:156,000円。いずれも乳幼児連れの外出シーンをサポートする製品。
個室のような着替えスペース「オムツっ子たっち」。つかまり立ちができる頃から36ヵ月の乳幼児対象。乳児がつかまるとともに小物を置けるつかまり棚を装備。価格:156,000円。いずれも乳幼児連れの外出シーンをサポートする製品。


オモイオとして、リブランディングを進める中、プロダクトのデザインも順次アップデートされている。特に昨今では、サービスの付加価値として認識されていて、かつては想定されないような場所での設置も多くなった。そのため、よりシチュエーションを選ばない、どこでも馴染むようなデザインを採用。ユーザーの中心である女性のニーズにも配慮している。



固定式のベビーチェア「まっててねH1 」。生後5ヵ月~24ヵ月の乳幼児対象。平面、コーナーのどちらにも設置可能。価格:79,000円。ほかに、未使用時にはシートをたたんで動線を確保できる「まっててねFN」もある
固定式のベビーチェア「まっててねH1 」。生後5ヵ月~24ヵ月の乳幼児対象。平面、コーナーのどちらにも設置可能。価格:79,000円。ほかに、未使用時にはシートをたたんで動線を確保できる「まっててねFN」もある

水上 オモイオ事業部

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