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平田タイルの歴史は、1919年、京都で創業した平田屋陶器店の建築陶器部から始まる。タイルや陶板などの建築用陶磁器、洗面台やトイレなどの衛生陶器の販売を開始し、1970年の大阪万博では、太陽の塔のタイル工事も手掛けた。その後も、“ユニークな企業として、建築文化に貢献します”を企業理念に、日々、進化する水まわり商材に対応しながら、タイルと水まわりの総合プロデュース企業として発展し続けてきた。同社では、商社、メーカー、物流、施工など、タイルと水まわりに関するさまざまな事業を手掛けており、商業空間に向けた3つのブランドも展開している。

「Hi-Ceramics（ハイセラミクス）」は、ヨーロッパの最新のデザインタイルやトレンドを日本に紹介したいという思いから立ち上げたセラミックタイルのブランド。床用、壁用合わせて全191シリーズ、全809アイテムのラインアップは、“カラー＆デザイン”をコンセプトに、イタリアを始めとする世界中から厳選された製品に加え、国内で開発された製品とで構成。すべて“ユニークかつ優れたデザイン性”という切り口で商品の開発・選定がなされている。

「BISCUIT（ビスケット）」は、伝承されたデザイン・製造技術を持つ世界各地の工房でつくられるクラフトタイルのコレクション。厳選された素材・こだわりの製法により長きに渡りつくられてきた製品は、流行や時代の変化に左右されない普遍的な美しさを持つタイルが多彩にそろう。その深い表情と温もりにより、奥行きのある空間を創造できる。

「AQUAPiA（アクアピア）」は、空間を豊かに演出する洗面ボウルと水まわり製品の総合ブランド。ブルーグレー、グレイッシュブラウン、ダークグレーなど、白が当たり前だった日本人に新鮮な驚きを与えたニュートラルカラーの洗面ボウルを始め、デザイン性と機能性を兼ね備えた機器がセレクトされている。

2019年は、「Hi-Ceramics」が創設30周年、「BISCUIT」が20周年、そして、平田タイルも創業100周年を迎えている。それらの伝統を大切にしながら次の100年をスタートするにあたり、平田タイルは世界中の優れた製品を日本に紹介していくとともに、国内外で開発するオリジナルデザインの製品を国際的な視野で発信していく試みを始めている。