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1919年の創業以来、長きにわたって床材を製造・販売してきた東リ。実績とノウハウに裏打ちされた確かな品質を誇り、1986年にはプリントフィルムを使用したビニル床タイルの先駆けとなる「ライトウッド／ライトストーン」を発売。大理石や木などの自然素材が持つ質感を、高度なグラビア印刷と表面加工技術を組み合わせることによって表現し、商業施設向けに展開してきた。

2019年7月には、ビニル床タイルのサンプル帳「タイルコレクション2019-22」を発刊。プリントフィルムと表面エンボス、エッジの面取り加工、サイズと形状を組み合わせることで、多様なデザインを生み出している。なかでも「ロイヤルウッド／ロイヤルストーン」シリーズは、363アイテムと業界最多クラスのバリエーション。新たに、ビニル床タイルとしては世界初の形状である（同社調べ）不等辺四角形「テトラ」や、ダイナミックな空間演出が可能な大判の900㎜角が加わり、同社の魅力でもある形状の豊富さがさらに強化された。また、一つの品番を施工するだけで複雑なデザイン貼りを実現する“イージーパターン”では、パーケット貼りやヘリンボーン貼りなどが追加された。

日本の美意識を表現した「ルミナス」シリーズも、バリエーションを拡充。同シリーズは、見る角度によって輝きが変化する同社独自の反射エンボスによって、日本の伝統技法である切子や銀細工の光沢を表現。シャープさのなかに温かみを兼ね備えたシリーズとなっている。

その他、ワックスメンテナンスが不要な「イークリンシリーズ」では、防汚性能がアップ。デザインを一新し、「ロイヤルウッド／ロイヤルストーン」の中から「イークリンシリーズ」の特注対応も可能。サイズ変更やエンボス変更などにも柔軟に対応してくれるのは、自社工場を有するメーカーならではの強みだ。