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ディスプレイの可能性を無限にした革新的システムパーツブランド「AAシステム」

2019.09.24 | INFORMATION

ロイヤルの歴史は、1950年、戦後復興の大阪で前身となる加藤商店の創業により始まった。以来、時代とともに常に革新的な製品開発を繰り返し、1968年に陳列アルミショーケース“ニューパイル”のグッドデザイン賞受賞を受け、当時の発明協会会長、故松下幸之助氏より発明優秀賞を授与。1978年には商空間の意匠に合ったディスプレイ用パーツを自由に組み合わせてレイアウトやカスタマイズができる「AAシステム」を発売。これにより、ロイヤルは一躍、店舗ディスプレイ業界のリーディングカンパニーへと成長し、「AAシステム」は、今日もロイヤルを象徴するブランドであり続けている。



 「ヴィユ」の天井ロッドシステム「チェーロレッタ」。洗練されたステンレス素材のシステムは、商品を陳列しなくても、それ自体がインテリアとなり得る
「ヴィユ」の天井ロッドシステム「チェーロレッタ」。洗練されたステンレス素材のシステムは、商品を陳列しなくても、それ自体がインテリアとなり得る


「AAシステム」において最もオーソドックスなのが、通称ガチャ柱と呼ばれる支柱“サポート”に対して、受け金具“ブラケット”を差し込み、その上に棚を置くスタイルである。他にも、妻板(対面立板)内で棚やハンガー構成ができる“ダボ”、対面サポートに専用ブラケットを用いる“対面仕様”、一点掛けから棚やハンガー陳列を可能にする“ポイントシステム”、ハンガーに衣類を陳列する時に側面を見せる“スリーブアウト”、正面を見せる“フェイスアウトハンガー”、側面と正面を同時に見せる“クロスハンガー”、一点掛けの“ロコポイント”などがある。それらに細かな形状違いやサイズ違いが存在し、特注品を含めると、「AAシステム」を構成するパーツは無数。



発売当初の「AAシステム」。その2年後には、業界で初めて定価を記載したカタログ販売を開始し、これによってコストの試算がやりやすくなり、設計者や施工者からの信頼を勝ち得ていった
発売当初の「AAシステム」。その2年後には、業界で初めて定価を記載したカタログ販売を開始し、これによってコストの試算がやりやすくなり、設計者や施工者からの信頼を勝ち得ていった


現在でも、“陳列される商品こそが主役”という理念のもと、機能を果たしながらも、いかに姿を隠すかに注力すると同時に、棚やハンガーの跳ね上がりや脱落を抑制する機能を持たせるなど、“安心・安全”にも配慮した新たなパーツを次々と生み出し続けている。



ロイヤルでは、この「AAシステム」に、ハイブランドに対応した商品陳列システム「vieu」、LED棚下照明の「ルーペル」、住宅向けの「SSシステム」を加えた4ブランドを展開。物流体制では独自の自動倉庫システムにより、在庫品があれば、14時までの注文に対して即日出荷を行っている。テクノロジーとマンパワーを駆使し、いつの時代もディスプレイの可能性を追求してきたロイヤル。日本が世界に誇るディスプレイ空間演出の一大ブランドと言っても過言ではないだろう。




棚の中央に取り付けた金具でスリットパイプに固定する対面仕様で、棚の裏面に「ルーペル」を仕込んだ施工例。充実したサポート体制もロイヤルならでは
棚の中央に取り付けた金具でスリットパイプに固定する対面仕様で、棚の裏面に「ルーペル」を仕込んだ施工例。充実したサポート体制もロイヤルならでは

ロイヤル

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