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エコロジー、高機能、美しさのある建材を提供

2019.09.02 | インフォメーション

ナガイのルーツは古く江戸時代の材木店にさかのぼる。明治期には洋家具の製造を手掛け、その後新たにベニヤ合板の卸しを始める。1963年に株式会社ナガイとなり、以後、静岡・飯田に本社を構え、主に住宅向けの建築資材の商社として実績を築いてきた。平成に入ってからは、輸入建材を本格的に手掛け、事業を拡大。無垢の木製建具やフローリング、断熱性に優れたサッシなど、オリジナリティーのある上質な商材を販売してきた。特に「エコロジー」「機能性」「美しさ」という部分にこだわり、人の暮らしに優しい、長寿命住宅を志向する顧客に強く支持されている。2000年には東京・青山にチェリー材を使用したニューヨークスタイルの家具で知られる、ジョン・ケリーの直営ショップもオープンした。



塗り壁のような美しい表情と優れた透湿性、耐久性を持つ次世代の壁紙「エコフリース」。汚れや傷が付いた上から重ね塗りも可能だ。サイズ:w95㎝×ℓ6、25、50m。価格:1,200円/m
塗り壁のような美しい表情と優れた透湿性、耐久性を持つ次世代の壁紙「エコフリース」。汚れや傷が付いた上から重ね塗りも可能だ。サイズ:w95㎝×ℓ6、25、50m。価格:1,200円/m


新築住宅の市場の縮小が見込まれるなか、創業から常に新たな領域を開拓してきた同社では、商業施設を含めた非住宅施設向けの商材の取り扱いを進める。その代表的な存在が、「エコフリース」だ。パルプをベースにした不織布による壁紙で、水性塗料を施したものだ。不織布ベースの壁紙はヨーロッパでは無塗装のものが販売されていたが、塗装済の商品として、同社が独自に開発した。



同社の主力商品の一つである「内装ドア」。さまざまなタイプのデザインとカラーがそろい、50枚以上のサンプルが展示されている
同社の主力商品の一つである「内装ドア」。さまざまなタイプのデザインとカラーがそろい、50枚以上のサンプルが展示されている

主にコストや施工性の観点から、広く一般に使用されるビニールクロスと比べると、透湿・通気性が高く、塗装や漆喰のような柔らかい表情が特長だ。また、耐久性や寸法安定性も高く、ビニールクロスのような経年によるヨレやズレが発生しにくい。それでありながら、一般的な壁紙同様の施工性で水性塗料による重ね塗りが可能な点も、リニューアルやメンテナンスの面で非常に優秀。もちろん不燃認定も取得済みだ。また壁紙としては国内初のFSC®認証(森林管理や木材流通などの国際認証制度)を受けた製品でもある。



環境に配慮され、人体にも優しく、高い機能性と意匠性を備えた「エコフリース」は、令和時代のナガイを象徴する製品といえるだろう。



2019年6月に移転した「東京ショールーム」(東京都港区南青山2-9-3)。ドアや床材、エイジング塗装家具などを展示。「The Signature Store」も同フロアで展開する。3階には「エコフリース」のショールームもオープンした
2019年6月に移転した「東京ショールーム」(東京都港区南青山2-9-3)。ドアや床材、エイジング塗装家具などを展示。「The Signature Store」も同フロアで展開する。3階には「エコフリース」のショールームもオープンした

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