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回り縁「サンメント」を始め、1973年の創業以降、モールディング一筋のみはし。華飾建材のトップメーカーとして、数万におよぶ多大な製品ラインアップ、バリエーションを誇る。新製品を中心にピックアップしたい。

「パイルメント」はサンメントをベースに静電フロック（植毛）加工でベルベットのような質感としたものだ。全5色が用意される。

「フェルトのれん 〈snowflake〉」は、フェルトでできた直径約30cmの三叉状のパーツを、軽量のゴム留め具でつなげることで、スクリーンやタペストリーのように使えるもの。ホワイトベージュ、チャコールグレー、パープルの3色展開だ。

高輝度蓄光塗料をモールディングにライン状に施したのが「エミット」。塗装部分が光り、幅木や付け枠などに用いれば、停電時などで目印となる。蓄光塗料のため、もちろん電源は不要だ。

「ウェーブモール」は面タイプのモール材で、ウェーブパターンのモールドを施したもの。長さは3650㎜で、幅が75、90、105、135、200、300㎜とあり、パターンの種類も平面的な違いだけでなく、断面形状から異なり、多彩だ。空間のアクセントや壁面装飾で想定できる。アユース材による天然木、MDF、セラミック系人工木材を使った不燃タイプの三つの素材をそろえた。空間の条件や特性、用途に応じて使い分けられる。会場では同社で取り扱い予定であるフィンランド・Polarmoss社の天然苔シートと組み合わせた展示も見られた。

また関連会社で、特注の製作・施工を手掛けるみはし工芸GR事業部の製品サンプルとして、発泡塩化デザインスクリーンをオリジナルのデザインにカットしたスクリーンパネルも展示されていた。