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「竹村工業」
内装材として洗練された木毛セメント板

2019.05.13 | REPORT

木毛セメント板を中心にした建材事業で、製造から販売まで一貫して手掛ける竹村工業。主に屋根の野地板や下地材として、大規模施設を始め、豊富な実績を築いてきている。



同社では、製法上発生しやすいセメントの固まりを減らし、国産のヒノキ間伐材によるウッドウールだけを使用して、美観にも配慮した木毛セメント板「レノウッド」を開発。独特の柔らかさと温かみを感じさせるだけでなく、吸音・調湿・耐火といった機能性にも優れた内装材として展開している。



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加えて、表面を研磨処理し、アースカラーで塗装を施し、よりインテリア向けに洗練させた「ポリッシュボード」も昨年からカタログにラインアップした。プレス圧を高め、高密度として遮音性に優れるTタイプ(t14、18㎜)と、普通木毛セメント板によるMタイプ(t16、21、26㎜)の2種類が用意される。サイズは3尺角(910㎜角)や3×6(910×1820㎜)といった規格品だが、オーダーによってカラー(無塗装を含め4種ある)とともにカスタマイズにも対応する。既に店舗などで採用され、新製品の売り上げとしても好調なスタートを切っているという。



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展示ブースのデザインは、昨年に続いて日本工学院専門学校デザインカレッジの学生によるもので、学内コンペの末、中尾真衣氏、澤上香織氏の2名で行った。レノウッドとポリッシュボードがふんだんに生かされている。若い世代ならではの斬新な発想が内装材としての可能性を広げることを期待した。また照明との組み合わせで木毛セメント板の表情を浮かび上がらせるなど、プロもうならせる出来になっていた。



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竹村工業

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