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モアコーポレーションは30年以上に渡り、化粧品店・ドラッグストアを中心にディスプレイ什器製作と内装施工で大きな実績を重ねてきた。2006年にはLED事業部を開設し、LED照明の黎明期から自社で独自に棚下照明「モアシェルフ」シリーズの開発にも着手。店舗什器のために特化し、自社工場による生産で性能と価格の高いバランスを実現した。大量発注にも対応できる供給・生産能力もある。LEDをアクリルと組み合わせて、導光板や発光棚板なども開発しており、より多様な、トレンド感のあるディスプレイ環境を促進する。

何より、木やアクリルによる什器の製作と、LED器具の開発・製造、そして店舗の設計・施工とすべてを自社でまかなうことができるのが同社の強みだ。一括した品質管理で、現場からの情報を営業・開発で共有し、スピード感を持って製造・生産にフィードバックできる。自社による配送・設置のネットワークもレスポンスを高めるのに貢献している。 2011年からは毎年出展しているJAPAN SHOP。今回はアクリルのレーザー加工を前面に押し出したものとなった。特に他社に先駆けて導入した3m×1.5mの範囲を加工できるレーザーカットは、巨大な恐竜のワイヤーフレームのビジュアルで目を引いていた。ハイパワーのエッジライトで切削部が光る仕組みだが、その大きさやデザインからはうかがいしれないインパクトがあった。

また開発品として、20㎜のアクリルをレーザーカットし、組み立てとはめ込みだけのイスも展示されていた。ネジも接着剤も一切使わないため、切削精度の高さをアピールするものでもある。

他にも、ARアプリを活用したディスプレイもあり、活気のある意欲的な展示空間となっていた。