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「SFA Japan」
より自由な水まわり配置をサポートする排水圧送ポンプ

2019.05.13 | REPORT

SFAはフランスで1958年に創業され、排水圧送ポンプで世界的なシェアを持つ衛生設備メーカーだ。排水圧送ポンプは、汚水や雑排水を回転刃で粉砕・細粒化し、圧送ポンプで排水主管まで接続するものだ。一般的に排水工事で必要となる、有効な勾配や床のかさ上げ、あるいは躯体のはつりなどを行わずに排水処理ができるというメリットがある。古い建築に手を入れられない事情が多いヨーロッパから普及し、SFAは全世界的に拠点を持ち、グローバル展開をしている。フランスだけでも年間10万台を販売し、世界累計では1000万台という実績だ。SFA Japanは2011年に設立されている。



製品としての大きな特長は、一連の機構が小さくユニット化されている点だ。最も店舗での使用が想定される「サニスピードプラス」のサイズはw370×d189×h283㎜、吐出管もφ20か25と細い。キッチンシンク下でも容易に収まる。それでありながら、揚程(鉛直方向)で6m、水平圧送距離は70mのスペックを持ち、大抵の店舗空間で配管の自由度を高められる。上記のように大がかりな建築・内装工事を要しないため、設置のコスト・工期を軽減できる。



コンパクトなので手洗器の下にも設置可能な「サニスピードプラス」。ユニットバス、ユニットシャワー、冷蔵ショーケースドレンなどの排水にも対応し、店舗内レイアウトの自由度を広げる
コンパクトなので手洗器の下にも設置可能な「サニスピードプラス」。ユニットバス、ユニットシャワー、冷蔵ショーケースドレンなどの排水にも対応し、店舗内レイアウトの自由度を広げる


ラインアップは、雑排水専用の2タイプと「サニアクセス3」など粉砕機能を備えた汚水対応の2タイプ、そしてトイレ便器と一体になったものを含めた全5タイプとなる。 改修やコンバージョンで新たに水まわりスペースが求められる場合や、さらにコスト・工期などで本格的な工事が難しいケースも、時代状況として今後増えていくはずだ。圧送ポンプによる排水も、より一般的な選択肢になっていくと想像できる。



「サニスピードプラス」を使用すれば厨房レイアウトの変更も容易となる
「サニスピードプラス」を使用すれば厨房レイアウトの変更も容易となる


ブースでは向かって左側に「サニスピードプラス」、右側にトイレの増設も容易にできる排水圧送粉砕ポンプ「サニアクセス3」が展示された
ブースでは向かって左側に「サニスピードプラス」、右側にトイレの増設も容易にできる排水圧送粉砕ポンプ「サニアクセス3」が展示された

SFA Japan

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