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「Andreu World」
技術と世界的デザイナーの個性が融合するスペインのブランド

2019.04.15 | INFORMATION

1955年、スペインでも多くの家具メーカーが集まるバレンシアで創業した、Andreu World(アンドリューワールド)。当初は大工の工房としてスタートし、60年以上の歴史の中でスペインのクラフトマンシップを体現した、機能的かつ洗練されたデザインの家具を生み出してきた。現在はスペインに3カ所の工場を持ち、東ヨーロッパには家具の素材となるオークやブナの森を所有。FSC認証された森から伐採した材料を、デザインから製造まですべての工程をスペインで行い、世界80カ国に輸出している。日本においては約25年前から製品の販売をスタート。2016年には東京・青山にショールームがオープンした。

同社の家具の特徴の一つが、高い耐久性を実現する独自の構造や素材づかい。職人の高度な加工技術を生かした木工だけでなく、アルミやスチール、ポリエチレンなど多様な素材を、シンプルかつ美しいデザインに落とし込んでいる。また、テーブルやイスの木製の脚部に注目すると、複雑に彫り込まれた造作が組み合わさり、細かな溝を施した木ダボが複数用いられるなど、強固な構造もポイント。厳選された木材を、自社工場で2〜3年を掛けて乾燥させ、熟練の職人が加工することで、安定した品質と耐久性を実現している。同社の製品は受注生産で、張り地やフレーム素材の特注にも対応。基本的に注文から3カ月程度で納品される。

一方、デザイン面においては、パトリシア・ウルキオラ、ジャスパー・モリソンといった有名デザイナーとコラボレートした多彩なラインアップも魅力。デザイナー達の個性が、同社の製造技術と家具づくりのノウハウによって、シンプルでありながら印象深いフォルムやディテールに昇華される。三次曲面に加工された木の背もたれやアーム、見た目だけでなく手触りにこだわった素材の質感、インテリアの雰囲気を形づくる上質なファブリックの張り地など、ハイデザイン&ハイクオリティーな家具が、高いコストパフォーマンスで実現している。オリジナリティーがありながら、さまざまな場所にマッチする家具の数々は、ワンランク上の上質な空間づくりに欠かせないアイテムとなるはずだ。



パトリシア・ウルキオラがデザインした「Nuez」は、シャープなフレームと、ポリエチレン製の柔和で個性的なフォルムが特徴
パトリシア・ウルキオラがデザインした「Nuez」は、シャープなフレームと、ポリエチレン製の柔和で個性的なフォルムが特徴


リエヴォレ・アルテール・モリーナによる「MANILA」は、シンプルなデザインながら、張地やフレームの素材、座面の幅などの変化で、多様な表情を見せる
リエヴォレ・アルテール・モリーナによる「MANILA」は、シンプルなデザインながら、張地やフレームの素材、座面の幅などの変化で、多様な表情を見せる


ミーティングチェア「Flex Executive」は、ロー、ミドル、ハイバックのアームチェアと、ローとハイバックのラウンジチェアの多彩なバリエーションがそろう。ゆったりと体を受け止める背もたれの裏面はプライウッドの三次曲面で、エレガンスな印象
ミーティングチェア「Flex Executive」は、ロー、ミドル、ハイバックのアームチェアと、ローとハイバックのラウンジチェアの多彩なバリエーションがそろう。ゆったりと体を受け止める背もたれの裏面はプライウッドの三次曲面で、エレガンスな印象



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