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第5回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2019 LIFE×DESIGN

2019.04.01 | REPORT

2019年2月12日~2月15日、東京・有明の東京ビッグサイトで開催された「第5回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2019 LIFE×DESIGN」をレポートする。

最先端の技術と
伝統の力が集う場

2019年2月12日~15日、東京・有明の東京ビッグサイトで「第87回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2019」が開催され、「第5回LIFE×DESIGN」の会場が展開した。「東京インターナショナル・ギフト・ショー」は、ビジネスガイド社が主催する国際見本市で、東京ビッグサイトのホール全館、9万7420㎡の広大な会場において、デザインや生活雑貨、ファッション、フードといったさまざまカテゴリーのエリアが点在。合計四つの展示会が並行して開催され、総出展社数3002社(うち海外275社)、4日間の総来場者は32万4289人(うち海外6372人)に上った。


34組が出展したSOZAI展ブースには、日本の伝統工芸、最先端の技術を用いた素材が並んだ
34組が出展したSOZAI展ブースには、日本の伝統工芸、最先端の技術を用いた素材が並んだ


LIFE×DESIGNでは、「暮らし・デザイン・新時代 Let’s discover the design of Japan!!」をテーマに、最新のデザインプロダクトや日本のものづくり、リノベーション、マテリアル、住まいづくりのためのアイテムが並び、多様化するライフスタイルへ向けた新しい提案が行われた。会場は八つのカテゴリーでゾーニングされる。職人の技術や工業素材の可能性を提案する「SOZAI展」では34組のブースが並んだ。織物や染色、木工、金属細工、唐紙といった多彩な職人の技が表現された他、工業メーカーによる新素材や、テキスタイルを研究する公設機関からも新たな素材提案がなされた。また、今回は日本の素材に加えてラオスの職人によるコーナーも設けられ、細かな手仕事を感じる織物や、ラオスの素材を用いた味わいのある工芸品などが展開した。


屏風などの表具を手掛ける「京表具小野澤」では、表具職人の紙や布を貼る高度な技術を、表具以外の家具や空間に用いるアイデアを示した
屏風などの表具を手掛ける「京表具小野澤」では、表具職人の紙や布を貼る高度な技術を、表具以外の家具や空間に用いるアイデアを示した


京都府織物・機械金属振興センターによる「京都・丹後の『気持ちいい』テキスタイル」の提案。同センターは、テキスタイルを科学的に研究する公設機関で、研究・開発した素材を京都の職人と共に製品にしていく企画なども行っている
京都府織物・機械金属振興センターによる「京都・丹後の『気持ちいい』テキスタイル」の提案。同センターは、テキスタイルを科学的に研究する公設機関で、研究・開発した素材を京都の職人と共に製品にしていく企画なども行っている


静岡県の漆器職人達のさまざま技を展示した「駿河漆器」のブース。伝統のある漆塗りという技術に、職人ごとの個性が組み合わさった多彩な表現が並び、器だけでなくインテリア空間にも向けた提案がなされた
静岡県の漆器職人達のさまざま技を展示した「駿河漆器」のブース。伝統のある漆塗りという技術に、職人ごとの個性が組み合わさった多彩な表現が並び、器だけでなくインテリア空間にも向けた提案がなされた


京都の「黒香師工房」のブースでは、金銀糸を用いて、繊細かつきらびやかな模様を表現した丹後ちりめんを展開。立体感のあるベースへの張り地や、生地を透かして見せる手法が並んだ
京都の「黒香師工房」のブースでは、金銀糸を用いて、繊細かつきらびやかな模様を表現した丹後ちりめんを展開。立体感のあるベースへの張り地や、生地を透かして見せる手法が並んだ


ラオスの職人による、カバの木からつくった紙や竹を織り込み、染色した鮮やかな織物
ラオスの職人による、カバの木からつくった紙や竹を織り込み、染色した鮮やかな織物


宿泊者の健康と環境に配慮したヨーロッパ発祥のBIO HOTELのコンセプトゾーン「BIO HOTEL™ STYLE」では、サステナビリティー(持続可能性)をテーマに「健康で豊かな暮らし」と「社会を良くする取り組み」を両立するアメニティ製品などが並ぶ。同エリアと並ぶ形で、世界最高水準の繊維製品の安心・安全指標「OEKO-TEX®(エコテックス®)」認証を受けた製品を展示するエリアも注目を集めた。




その他にも、多様なテーマが展開された。最新のプロダクトから個性的なインテリアアイテムが並ぶ「LIFE STYLINGS」。生活雑貨やクラフトアイテム、地域の特色を生かした自治体主催のブースが点在する「アクティブデザイン&クラフトフェア」。DIYアイテムや不動産分野などの提案が行われる「リノベーションゾーン」。日本の工芸やものづくりの高い技術をテーマにした「伝統とModernの日本ブランドフェア」。キャンプ関連アイテムを中心に、これからのアウトドアライフを提案する「グランピング」をテーマにしたエリア。家具と共に北欧のライフスタイルを体感できる「START SCANDINAVIA」などだ。新たな暮らしのアイデアや創造性を醸成する場に、多くの人が集まり、にぎわいを見せていた。



世界トップレベルの「繊維製品の安心・安全の証」として、欧州を始め重要な指標となっているOEKO-TEX®の製品が並ぶエリアと、BIO HOTELのコンセプトゾーンが隣接し、これからのサステナブルなライフスタイルを体感できる場が展開された
世界トップレベルの「繊維製品の安心・安全の証」として、欧州を始め重要な指標となっているOEKO-TEX®の製品が並ぶエリアと、BIO HOTELのコンセプトゾーンが隣接し、これからのサステナブルなライフスタイルを体感できる場が展開された


*次回「東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2019 第6回LIFE×DESIGN」は、2019年9月3日(火)~6日(金)の4日間、東京ビッグサイト 青海展示棟にて開催される。


主催/ビジネスガイド社
会場/東京ビッグサイト(東京・有明)
会期/2019年2月12日~15日

ビジネスガイド社

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