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大建工業
ビンテージ空間にマッチする意匠と高い機能性を備えた複合フローリング材

2019.03.18 | INFORMATION

大建工業は住宅向けの建材全般を取り扱うメーカーとして、特にフローリング材では高い実績とシェアを築いており、その製品ラインアップ・技術も非常に多彩だ。近年は商業施設や宿泊施設などの市場にも積極的に参入。床や壁などの仕上げ材で意匠と機能を兼ね備えた製品を展開している。2016年春に開設したDAIKENテクニカルスペース(東京・秋葉原)は、サンプルが確認できるだけのショールームに留まらない、設計者との協働が可能にする、よりクリエイティブなプロ向け施設となっている。



秋葉原テクニカルスペースは、大建工業の素材技術、製品を「音」「床」「国産材」「壁」「畳」「ドア」「天井」の7つのゾーンで提案。実物大サンプルを組み合わせてシミュレートできるプロ向けショールームだ
秋葉原テクニカルスペースは、大建工業の素材技術、製品を「音」「床」「国産材」「壁」「畳」「ドア」「天井」の7つのゾーンで提案。実物大サンプルを組み合わせてシミュレートできるプロ向けショールームだ


「コミュニケーションタフ」はWPC(Wood Plastic Combination)と呼ばれる、化粧材の木材組織にプラスチックを注入・充填する技術を採用した複合フローリング材だ。天然木の表情を持ちながら、高い強度、耐傷性を備えている。樹種にはオーク、アッシュ、ウォールナット、杉や檜など豊富にそろえる。同シリーズには標準幅の「DW」(W96㎜)とワイドタイプ「FW」(W147㎜)があり、それぞれに主にホテルの客室などを想定した防音型も用意。さらに転倒時の衝撃吸収性を高めた「コミュニケーションタフケア」や地域産材に対応したタイプなど、施設や空間の特性に応じたスペックの多様性も特徴だ。



アッシュの新しいカラーバリエーションは4種、左から、ナチュラルブラック、ナチュラルホワイト、コントラストブラック、コントラストホワイト
アッシュの新しいカラーバリエーションは4種、左から、ナチュラルブラック、ナチュラルホワイト、コントラストブラック、コントラストホワイト


2018年6月に加わった新しいバリエーションが、アッシュ材を使って特徴的なカラー展開としたもの。充填するプラスチックそのものに色を付けることで、より強い表情や古材のような風合いを持たせることに成功した。アッシュは組織内の導管が大きく、着色したプラスチックが効果的に表面に現れる。一般的な目止めでは着色の後に単板の研磨が必要だが、コミュニケーションタフは不要。そのため、一枚一枚で異なる材の微妙な凹凸がテクスチャーとしても残っている。なおかつ、WPCの高い耐久性によってそれが維持されやすい点は大きい。 商業施設などパブリック性の高い空間で、メンテナンス性や部材としての安定性が求められるなか、ビンテージ感のある演出や雰囲気づくりにマッチする新しい意匠のフローリングだ。



ホテルの居室に落ち着きを与える「コミュニケーションタフ〈アッシュ(コントラストホワイト)〉」
ホテルの居室に落ち着きを与える「コミュニケーションタフ〈アッシュ(コントラストホワイト)〉」

大建工業

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