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【New Shop Information Vol.04】新店オープン情報
2018.06.11 | New Shop Information
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今年10月にオープン予定のホテル「ENSO ANGO(エンソウ アンゴ)」を紹介。
2018年10月、ホテル運営会社「アンゴホテルズ」が、新ブランド「ENSO ANGO(エンソウ アンゴ)」の第1号店を、京都にオープンする。
ENSO ANGOは、京都の中心市街地、四条通と五条通にはさまれた麩屋町通、富小路通、大和大路通に建つ5棟のホテルの総称。町に溶け込むようなシンプルな外観を持つ5棟は、それぞれ様々なバリエーション施設と客室タイプを展開。施設ごとに異なるクリエーターがオリジナルの環境をつくり上げる。5棟のホテルは「One for All, All for One」をテーマとし相互利用が可能。町とつながりながら、全体で一つのホテルを目指す。
空間のディレクション、建築設計・インテリアデザインを手掛けるのは、ホテル イル・パラッツォやザ・ゲートホテル雷門など多様なホテルをデザインしてきた内田デザイン研究所。同社が設計した空間に、アーティストや陶芸家などのクリエイターの手が加わる。各クリエイターは、ホテル入口のシンボルである手水(ちょうず)や家具、室内装飾などを担当。また、ワークショップや料理イベント、交流会など、様々なかたちで継続的に関わり、各クリエイターのオリジナル作品もホテルで販売される。
各施設の担当
ディレクション・建築・インテリア・家具デザイン/内田デザイン研究所 長谷部匡+稲垣留美+成川秀一
手水・家具・装飾/内田デザイン研究所、安藤雅信(陶芸家・百草主宰)、日比野克彦(アーティスト)、アトリエ・オイ(デザイナー)、寺田尚樹(建築家・デザイナー)、ユニフォームデザイン/安藤明子(衣服作家・百草主宰)
ENSO ANGO 麩屋町通 I
作家/安藤雅信(陶芸家・百草主宰)
奥に細長く続く京町家スタイルの小型の敷地。エントランスを入ると小さなフロントがあり、奥へと向かう廊下には、安藤雅信氏の陶芸作品が配置される。最奥には、自然光が豊かな坪庭に面して、落着いたラウンジがあり、外界から隔離されたプライベート感のある環境にアートが点在し「ギャラリーのようなホテル」となる。
ENSO ANGO 麩屋町通 II
デザイン/内田デザイン研究所
ENSO ANGO最大の床面積をもつ麩屋町通 II。茶室や立礼、畳の空間がある和の文化と調和した空間が広がる。中庭を臨むロビーに配される立礼と茶室は、世界の美術館にもコレクションされている内田繁のオリジナルデザイン。Tatami Salonと呼ばれる畳の部屋は、禅やマインドフルネスなどの講座や京都の文化などに親しめる企画に活用される。
ENSO ANGO 富小路通 I
作家/日比野克彦(アーティスト)
「食」のさまざまなスタイルを通して、交流やコミュニケーションの機会が生まれるホテル。テラスに面したゲストキッチンには、アイランドキッチンとダイニングテーブルがあり、グループや家族単位で使用することができる。また、日比野氏が直接描いた壁画のあるラウンジには、プロ使用のカウンターキッチンを備え、ゲスト用のおばんざい教室からプロの料理人によるプライベートディナーまで、さまざまな食のイベントを企画。
ENSO ANGO 富小路通 II
作家/アトリエ・オイ
建築からプロダクトまで幅広く活躍するスイスのデザイングループ、アトリエ・オイが、日本で初めて携わった空間デザインとインスタレーションが特徴のホテル。空間コンセプトは「陰影」。和傘の技を応用した影の美しい照明器具や清水焼きをアレンジした棚など、京都の技とアトリエ・オイが考える「日本」の表現がコラボレーションした空間が展開。ENSO ANGOで唯一のレストランがあり、朝食からディナーまで、多くの人々が交差し、コミュニ ケーションする場となる。
ENSO ANGO 大和大路通 I
作家/寺田尚樹(建築家・デザイナー)
最も小さな建築ながら、祇園に近く、繁華街に沿った立地を活かし、便利に宿泊できるミニマルコンセプトのホテル。客室は、バンクルーム形式で、コンパクトながらも機能的な構成。1階には宿泊者以外も利用できるバーを備え、街とのつながりを生む。更に、MoMAをはじめ海外の美術館でも評価される寺田氏独自のアートがホテルの各所に配される。
「ENSO ANGO」
所在地:京都市下京区麩屋町通綾小路下る俵屋町298 他
オープン予定:2018年10月15日
https://www.ensoango.com/