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経年美化を楽しむヨーロピアンホワイトオークのフローリング材
2018.02.27 | INFORMATION
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「GROB(グローブ)」は、ドイツからフランスにかけてまたがる森で長い年月をかけて育った最高級のヨーロピアンホワイトオークを使った155㎜の幅広なフローリング材。この「GROB」には、さまざまな特筆すべき特長がある。まずは、熱処理による自然な色合いだ。本来は白みがかった色をしているヨーロピアンホワイトオークだが、酸素を遮断した状態で加熱し、軽く炭化させるカーボン処理でブラウンやゴールドに。さらに、ヨーロピアンホワイトオークはタンニンを多く含有しており、タンニンはアンモニアと反応すると黒褐色へと変色する。ウイスキーやワインの樽にも使われているこの木の特性を利用したのが、煙で燻すヒューム処理だ。こうして塗装ではなく、自然の力を利用することで豊富なカラーバリエーションを生み出している。
次が2種類の表面加工だ。ブラシで削ることによって硬い導管や木目を際立たせるブラッシングと、その前段階に職人が手作業で凹凸を刻むハンドスクレイプを施したものがある。特にハンドスクレイプのものは硬い部分と柔らかい部分とで削りの深さが異なり、機械では不可能な不揃いの凹凸が光を乱反射させ、温かく、豊かな表情を見せてくれる。 最後が表面仕上げである。これには木の導管に白い塗料を入れて拭き取り、木目に色を残すホワイトウォッシュと、白い顔料を加えて塗布したホワイトオイルとがあり、ホワイトオイルはより素朴な風合いを醸し出す。
自然の反応による熱処理と表面仕上げ、そして職人の手作業による表面加工を加えることで、天然の木のもつ美しい表情と質感を生かした味わい深いラスティックな雰囲気の表現を可能にしたフローリング「GROB」。「GROB」を使用することで、ヨーロッパの森の空気感をそのまま空間に取り込むことができる。
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