-
デザイン性と機能性を備えた革新的な天井埋込み型スピーカー「EdgeMax」
2017.10.10 | INFORMATION
-
スピーカーを始め、多様な空間に向けた音響機器を提供しているBose。人の耳への音の届き方や、人が心地良い音を50年以上の歴史の中で研究し続け、音響心理学を取り込みながら体感する音を前提としたテクノロジー開発を行っている。これらの研究により、Boseの商業空間向けスピーカーは、サイズを超えた音圧や心地よい音質などの面で高い性能を持つだけなく、さまざまな空間での音の伝わり方や指向性、エリアごとのコントロールのしやすさといった商業空間に求められる機能を有する。
Boseが今秋に発売予定の「EdgeMax」は、これまでになかった革新的な天井埋込み型スピーカー。店舗空間でも多く採用されている従来の天井埋込み型と露出型のそれぞれの利点が取り込まれた製品だ。一般的な天井埋込み型スピーカーは、スピーカーを中心として真下方向に放射状に音が広がっていく。そのため、空間全体に同質の音を行き渡らせたい場合は、音が広がる範囲を考慮しながら、それなりの数の天井埋込み型スピーカーを配置する必要がある。一方で、露出型は斜め下方向に音が広がっていくため、壁際に設置することで天井埋込み型よりも広い範囲をカバーでき設置数を抑えられる。ただし、空間デザインのコンセプト次第で壁や天井にスピーカーを露出させられないケースもあり、天井埋込み型と露出型はそれぞれ使い分けられている。
「EdgeMax」は、この天井埋込み型の「空間に溶け込む意匠性」と、露出型の「広範囲に効率的に音を届けること」を両立させた製品といえる。独自技術のPhaseGuideによって音が伸びていく方向をコントロールする。簡単に言えばスピーカーの前面は直下を向いたまま、斜め下方向に音が伸びていくイメージだ(図参照)。垂直方向のカバレージは非対称の75°、水平方向は90°と180°のカバレージが用意されている。壁際の天井に埋め込んでも広範囲に高品質の音を届けるため、設置台数を減らすことができる。スピーカーから約5〜7.5m程まで一定の音量(-6dBまで)が届き、天井の高さは約2.7〜4.3mでの利用に最適な設計となっている。もちろんスピーカーとしての性能も高く、スピーチ再生における明瞭性、フルレンジでの音楽再生力を備え飲食店を始めとする商業空間を始め、産業施設、教育施設、一般住宅などさまざまな場所での利用に向く。これまで展開してきた、「DSシリーズ」や「RMUシリーズ」とは、空間の用途やデザイン性、コスト面を考慮しながら使い分けていくことをおすすめしたい。
その他にも商業空間に向けた特徴的な製品も多数展開。店舗のライブなどに向けたポータブルスピーカー「L1シリーズ」は、高品質の音響の性能と、持ち運びやすさ、収納性を重視した製品。スピーカーの高さを変えられるバーは簡単に分解・組み立てができる。スピーカー1本で100人程度の規模に対応し、パーティーや店舗の集客性を高めるイベントにも利用しやすい。また、スピーカーを効果的、効率的にコントロールするBGMシステム用パワーアンプ「IZA・ZAシリーズ」、豊かな低音再生を生み出す増設用サブウーファーなどもラインアップされる。
これら、Boseの多岐に渡る製品は、今夏に移転リニューアルされた東京・六本木の新オフィスでも体験可能(要事前連絡)。同オフィスのコミュニケーションスペースでは、この秋から月に1回、設計者や一般ユーザーが参加できる「Bose BGMデザインセミナー」の開催も予定している。
Bose
- TEL. 0570-080-021
- URL. http://probose.jp/