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第84回 東京インターナショナルギフト・ショー® LIFE×DESIGN
2017.09.25 | INFORMATION
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2017年8月30日~9月2日、東京・有明の東京ビッグサイトで、「第84回東京インターナショナル・ギフト・ショーLIFE×DESIGN」が開催され、国内外の300社が出展、4日間で延べ約50,000人が来場した。この翌週にはパーソナルギフトや生活雑貨を中心としたギフト・ショーと合わせて、同じくビジネスガイド社が運営する複数の見本市が行われ、「ギフト・ショーWEEK」として展開された。
多様な現代のライフスタイルに向けた提案
- 同展の今回のテーマは、「暮らし デザイン 新時代」。最先端の技術を用いたプロダクトや、ものづくりに関わる製品、リノベーションなど住まいや店舗における空間づくりに向けたアイテム、スタイル提案が並ぶ。会場は八つのカテゴリーのエリアに分けられた。カテゴリーは、日本のものづくりの技術や工芸を、新たな素材として提案する「SOZAI展」、リノベーション市場に向けた提案を行う「リノベーションゾーン」と「リノベーション家具フェア」、さまざまなライフスタイルのシーンに向けたハイデザイン製品が並ぶ「ライフスタイリングス」、モノづくりの国・日本の伝統と技術を新たな視点で見せる「日本ブランドフェア」、新進気鋭のクリエイターやデザイナーが新作を発表する「アクティブクリエイターズ」、その他、IoTのプロダクトと生活を結びつける提案や最新のデザイン雑貨、クラフト製品のエリアも広がった。
SOZAI展では、「素材の持つ可能性を広げ、素材そのものをビジネスにつなげる」というコンセプトの元、焼物や織物、木工といった伝統工芸や職人の技が光る素材が展示される。竹材を扱う会社が金属と竹を編んでつくったパネルや、壁紙に使える箔製品、高級織物の技術を現代のインテリアに向けてリデザインしたファブリックなど、日本独自の素材を空間の仕上げや建材として用いる新たな提案がなされた。
リノベーションゾーンでは、名作イスの展示スペースや、各メーカーの技術やアイデアを詰め込んだ家具の提案が展開する。ワンポイントで空間の印象を変えてくれる個性的な家具から、空間全体をトータルでコーディネートできるユニット家具などが目を引いた。
また、昨年に続き「グランピング」をコンセプトにしたエリアも展開。テントやキャンプ製品の他、店舗としても転用できそうなログハウス風のキャンピングトレーラーなどが並ぶ。グランピングは従来、宿泊施設などが設備を提供し、ラグジュアリーなアウトドアレジャーを楽しむスタイルが主だったが、そのジャンルの幅がより広がりを見せていることを感じさせた。
この他にも、暮らしの中のディテールを彩るアイテムから、生活空間全体をデザインする提案など多様な製品が、バイヤーや設計事務所、不動産、ハウスメーカーといった来場者の注目を集めた。また、今回初めてエンドユーザーが訪れることができるパブリックデーも開催し、住環境やライフスタイルへ向けたより多角的な情報発信が試みられた。
*次回「第85回 東京インターナショナル・ギフト・ショー春2018LIFE×DESIGN」は、2018年1月31日(水)~2月3日(土)の4日間、東京ビッグサイト東1~3、6ホールにて開催される。
ビジネスガイド社
- TEL. 03-3843-9711
- URL. http://www.giftshow.co.jp/tigs