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イケダコーポレーション 本物の天然石だけが持つ魅力

2017.08.14 | INFORMATION

イケダコーポレーションは、木材用の自然塗料や天然素材の漆喰などをドイツ、スイスから輸入している商社だ。1991年の設立より、欧州でのエコロジー建築ツアーや各種セミナー、イベントなども開催し、エコ建材の普及や促進にも努めている。



同社が扱う「デザインストーンシート」は、天然石をそのままシート状にしたもので、ドイツの製品だ。堆積岩などの層理面ごとに剥離したものをFRPで裏打ち補強してある。石種により11のタイプを用意。厚さは1.5〜2.5㎜程度で、サイズは610×1210㎜。天然石でありながら、何より薄く軽いという点が加工・施工・搬送などで大きなメリットとなる。 素材はハサミでカットできるし、出隅の合わせ目もサンダー掛けで処理できる。程度は種類にもよるが、湾曲させアール面への施工も可能だ。躯体や下地への負荷も小さいので、リフォームでも非常に扱いやすい。1枚あたりで1kg程度だから、少々枚数があっても宅配便で現場に送れてしまう。通常の天然石素材を扱うことを考えると、割れや重量に対しての懸念が圧倒的に小さく済むはずだ。



基準法の内装制限を受けるので、アクセント的にニッチや家具・什器・建具などに使用されることが多い。カウンターの腰や扉で用いると見栄えがする。もちろん天然石なので、大面積で使用しても、一般的なシート材のように柄や模様の「リピート」はあり得ない。一期一会の多様で多彩な表情を楽しめるだろう。



高度な印刷技術などで昨今のフェイク建材のリアリティーや精度には眼を見張るものがあるが、それでもユーザーに近く、手が触れられる部位では本物でないことがわかるだろう。あるいは近接して金属や木材などがある場合も、比較して素材の質感や量感を感じ取れてしまうものだ。



例えば、照明を当ててディテールを強調すると、自然がつくり出した粗面の複雑さでは到底敵わない。あるいは金物で見切りを設けた場合でも樹脂シートでは素材として負けてしまうだろう。工業製品だらけになった商空間で、より効果的に自然の表情を味わえるのがデザインストーンシートだ。



天然石なので水まわりでの使用も可能。シートのため貼り替えも容易だ
天然石なので水まわりでの使用も可能。シートのため貼り替えも容易だ


薄いシートなので建具に貼り込んでも違和感がなく、石材ならではの重厚感を表現できる
薄いシートなので建具に貼り込んでも違和感がなく、石材ならではの重厚感を表現できる

イケダコーポレーション

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