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バックスタイルにこだわった商業施設向けチェア

2016.06.14 | REPORT

シンコーは、1930年にレザーの卸売会社として創業。以来、インテリア資材を主軸に多彩なライフシーンに対応する総合インテリア企業として飛躍し、現在、同社の「シンコール」ブランドはインテリア業界での確固たる地位を確立している。

またここ数年、椅子やソファ、テーブルを主体としたコントラクトファニチャーの製造・販売にも力を注ぎ、2012年9月に商業施設に向けた初の専門カタログ『piece』を発行。昨年7月にはvol.2も刊行され、業務用家具分野へのさらなる拡充を図っている。

飲食店において、人が椅子を目にしたとき、もっとも印象に残るのは正面ではなく、そのバックスタイルだろう。この「きび」は椅子と張地の関係性を見直し、新たに開発された商品である。背面の張地の部分が通常の椅子に比べ、かなり大きくとられており、これによって、「きび」自体が間デザイン構築の重要な役割を果たしてくれる。

張地のバリエーションは素材、カラーともに無限。クロスやカーペット、他の家具などと同様に、その商業空間に合った「きび」の製作・導入が可能だ。椅子タイプと脚の長いスタンドタイプがあり、どちらも座面の下にバッグなどを置くスペースが確保されている。趣のある和風テーストで、和食店や旅館などにぜひともおすすめしたい。

飲食店、物販店、ホテル、旅館、クリニック、オフィスなどの商業施設には、多種多様な空間デザインが存在し、とりわけ近年は、その空間ならではの個性的なデザインが増えてきている。それにともない、家具に求められる機能やスタイルもさまざである。同社では、コントラクトファニチャーのフルオーダーメードはもちろん、カタログ製品においてもカスタムオーダーを可能にするため、国内での生産にこだわっている。


「きびNA、きびBR」(左)価格:36 ,600円(Sランク)。「きびNA-H、きびBR-H」(右)価格:41,600円(Sランク)

「イノーバ1W-SI」(左)価格:125,000円。「フェリスW-SI」(右)価格:109,800円(Sランク)

シンコー

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