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イースペックではライブハウスやイベントホールといったプロスペックの音響設備、舞台演出照明のトータルサポートを手掛けている。国内外の多数のブランド、メーカーの機器・器具を取り扱い、施設の用途や特性を見極めながら、適切なコンサルティングや提案をし、施工まで行えるのが強みだ。ネット時代を迎え、イベント性や実店舗ならではの臨場感などが求められる中、店舗や商業施設でもその役割を広げつつある。

音響はもちろん、照明でも制御や操作にはどうしても専門的な知識が要求されがちだ。店舗・施設系で同社が重要視するのは、いかにオペレーションやそのインターフェースをわかりやすく、できるだけ簡易なものに落とし込んでいけるか。近年、演出照明もLEDへ全面的なシフトをしたことで、調光・調色・プログラミング化など多機能になった器具や機器。それらを活用するためにも、一般の従業員やスタッフでも自在に操作できるユーザー目線のものづくり、セッティングが必須だ。

そうした同社の姿勢をまさに反映するのが、今春発売になった仏・NICOLAUDIE（ニコラウディ）社のスタンドアローンコントローラー「STICK CU-4」だ。LED照明制御の主流であるDMX対応で、壁面埋め込みを想定したガラストップのコントロールパネルは、タッチセンサーによりシンプルで直感的なUI（ユーザーインターフェース）を実現したもの。電源オンオフからシーン選択、色調、彩度、調光などをパネル上で指一本だけで操作できる。また、同シリーズ、「STICKKE1」、「STICK-DE3」では、スマートフォンのアプリケーション（iOS、Android）によるワイヤレス操作にも対応し、今日的な店舗事情も考慮されている。

イースペックでは、今年5月に東京営業所を江東区・東陽に移設した。新たにプロ向けのデモンストレーションルームも併設し、音響・舞台照明におけるトータルなサポートを強化していく。また、今年6月には東京、大阪、名古屋で音響照明機材の展示会「機材展2016」を開催する。詳細は同社ウェブサイトにて確認できる。